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聖書の豆知識:中通りコミュニティ・チャーチ

宇宙の再創造と再混乱

歴史の流れ 2

秩序の回復

神さまは6日間かけて、混沌としてしまった宇宙に秩序を取り戻されました(創世記1:3-2:25)。

創世記の記事を見てみると、神さまが混沌としてしまった世界を二つに分けていき、秩序を取り戻していかれる様子が分かります。そして、秩序が整った空、海、地上に生き物が置かれていきます。

人間の創造

6日間の創造の最後に、神さまは人間アダムをお造りになり、エデンの園に住まわせました。そして、彼の助け手(パートナー)として、彼の脇腹の肉と骨からエバをお造りになりました。

「神である【主】は、深い眠りを人に下された。それで、人は眠った。主は彼のあばら骨の一つを取り、そのところを肉でふさがれた。神である【主】は、人から取ったあばら骨を一人の女に造り上げ、人のところに連れて来られた。人は言った。『これこそ、ついに私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。男から取られたのだから』」(創世記2:21-23)。

ヘブル語で「男」はイシュ、「女」はイシャと言います。言葉遊びですね。ここから、アダムとエバはヘブル語を使っていたことが分かります。また、バベルの塔の事件(創世記11章)で人類の言葉が混乱するまで、創世記に出てくる人名や町の名前などは、すべてヘブル語です。

エデン契約

神さまはアダムと契約を結ばれました(創世記1:28-30と2:15-17)。この最初の契約のことを、神学者は「エデン契約」と呼びます。

「神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。『生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ』。神は仰せられた。『見よ。わたしは、地の全面にある、種のできるすべての草と、種の入った実のあるすべての木を、今あなたがたに与える。あなたがたにとってそれは食物となる。また、生きるいのちのある、地のすべての獣、空のすべての鳥、地の上を這うすべてのもののために、すべての緑の草を食物として与える』。すると、そのようになった」(創世記1:28-30)。

「神である【主】は人を連れて来て、エデンの園に置き、そこを耕させ、また守らせた。神である【主】は人に命じられた。『あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ』」(創世記2:15-17)。

その内容を整理すると、
  1. 子どもを産み育てて、地に広がるようにという命令。
  2. 地を従え、すべての生き物を支配せよという命令。自然界や生き物に対して好き勝手に振る舞っていいということではなく、正しく慈しみ深く賢く管理しなさいということ。
  3. 植物が食べ物になるという約束。ということは、この時代の人間はベジタリアンで、肉食は禁止です。
  4. エデンの園を耕し、守れという命令。
  5. エデンの園のどの木の実も食べていいという約束。
  6. ただし、園の中央にある、善悪の知識の木の実だけは食べてはならないという禁止命令と、それを食べると死ぬという警告。

エデンの園

エデンは、メソポタミア(チグリス川とユーフラテス川に挟まれた地域)のどこかにあった場所です。後述する大洪水のために地表の地形が激変したので、現在は正確な位置が分かっていません。

エデンの園は、そのエデンの東方に造られました。こちらも大洪水で破壊されてしまったので、現在は残っていませんし、正確な位置も分かりません。

人間の堕落

サタンが蛇に乗り移り、エバに語りかけて、「善悪の知識の木の実を食べると神のようになれる」と誘惑しました。エバはその実を食べ、そばにいて一部始終を見ていたアダムにも実を与えます。アダムはエバを止めるどころか、一緒に食べてしまいました。こうして、罪(神さまへの反逆)の無かった世界に罪が入り込んでしまいました(創世記3章)。

アダムが禁断の木の実を食べて、エデン契約に違反してしまったため、契約によってアダムに与えられていた約束や権利が取り消されてしまいました。その結果、
  1. アダムとエバは、裸の自分(あるがままの自分)を受け入れられなくなりました。
  2. 仲の良かった神さまを恐れるようになり、神さまとの自由で親密な交わりを失ってしまいました。これが警告されていた「死」です(「肉体的な死」に対して、「霊的な死」と言います)。
  3. 完璧な環境だったエデンの園を追い出されてしまいました。そして、食べ物を得たり生活したりするのに苦労するようになりました。
  4. アダムは、地や生物たちに対して持っていた支配権を失いました。アダムがサタンに従ったため、アダムが持っていたこれらの支配権は、サタンに不法に奪い取られてしまったのです(第2コリント4:4、ルカ4:5-7)。
  5. アダムとエバの中に芽生えた「神なんかに従いたくない。自分は自分の好きなことを、好きなときに、好きなようにやりたい」という罪の性質は、その後、子孫にも受け継がれていきました。そして、罪の呪いも子孫たちに受け継がれています。現代に生きる人々も、みんなアダムの子孫であり、生まれながらにして罪人です。
このほかの影響については、この後解説する「アダム契約」の項目をご覧ください。


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