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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

日ごとの糧

(2009年8月23日)

イスラエルの民がエジプトを脱出して荒野を放浪していたとき、神さまはマナと呼ばれる特別な食物を用意して、40年間に渡って 彼らを養われました。

イスラエルの民は、毎朝マナを取りに荒野に出かけました。安息日(土曜日)にはマナを取りに行くことが禁じられていて、その前の日には2日分のマナを集めることになっていました。しかし、それ以外の日には、2日分以上のマナを集めることはできません。その日その日に必要なだけのマナが彼らに用意されたのです。

「日ごとの糧を、今日もお与えください」。

多くの教会の礼拝式の中で祈られる「主の祈り」の中で、私たちはそのように唱えます。「今年も」ではなく、「今週も」ではなく、「今日も」と。

神さまの祝福の中には、いったん受け取ったら生涯有効なものがあります。たとえば救いです。私たちが生涯のある時点で、イエス・キリストを救い主と信じたとき、私たちは神の子どもとされて、その身分は永遠に保証されました。イエスさまを信じたあなたは、永遠に救われています。

しかしながら、「日ごとの糧」とあるように、日ごとに求めなければならない祝福があります。今日、神さまの守りがあるように。今日、神さまが正しい道に導いてくださるように。今日、神さまのみわざを見ることができるように。今日、あの誘惑に勝利できるように。今日、聖霊に満たされて生活できるように……。

生涯有効な満たしを求めることもいいでしょうが、毎日毎朝の「日ごとの糧を与えてください」という祈りもまた、大切にしていきたいですね。

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