ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2010年9月26日）

アメリカ人のAさんは、米軍横田基地で働いている職員で、飛行機が大好きです。まあ、空軍の職員なのですから、飛行機好きは当たり前なのかも知れませんが、中年の女性で、オフィスのデスクに戦闘機のプラモデルを飾ろうとしたり、「ブラックバードを見ると震えが来る」なんて言う人は、基地の中でもかなり珍しいようです。

ちなみにブラックバードというのは、ミサイルより速く飛ぶと言われる真っ黒の偵察機です。ロケットを平らに押しつぶしたような武骨なスタイルで、およそ女性好みの飛行機ではありません。

Aさんのお父さんは空港の管制官で、彼女が小さかった頃、よく管制塔に連れていってくれたんだそうです。お父さん自身が飛行機が大好きで、娘に飛行機のことを熱っぽく話して聞かせてくれたんでしょうね。いつの間にかAさんも飛行機が大好きになっていたのです。

さて、私たちが伝道したり、子どもたちに信仰を継承したりすることを考えるとき、この話はとても大きな教訓を与えてくれます。あなたがイエスさまと生き生きした関係を育てており、その関係を喜んでいるとき、伝道しようと取り立てて構えなくとも、自然に周りの人々にもイエスさまへの愛が伝わっていくことでしょう。

どんなにイエスさまに愛されているか考えてみてください。どんなにイエスさまの祝福があなたを取り囲んでいるか考えてみてください。どんなにイエスさまに力があるか考えてみてください。

そして、それを味わいつつイエスさまを賛美しましょう。その賛美が、今日もあなたの家庭や職場にも満ちあふれますように。