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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

降りてこなかったわけ

(2014年5月18日)

先日、「マタイの福音書」というDVDを観ました。笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりという、イエスさまの激しい感情表現が印象的な映画でした。

以前、イエスさま役で主演したブルース・マルチアーノさんの証しを聞いたことがあります。彼は、17才の時から教会学校に行っていましたが、特にイエスさまとの個人的な関係を持ってはいませんでした。十字架の重要性についても、教会で教えられてはいましたが、彼にはまったく分かっていなかったそうです。しかし、この映画に出演したことをきっかけにして、彼はイエスさまを救い主として信じることになります。

この映画の十字架のシーンは、撮影に12時間かかったそうです。そして、マルチアーノさんは、十字架に9時間もかけられていました。それがどんなに苦しい経験だったことか。

そして、ローマ兵役の役者が「お前が神の子ならそこから降りてこい」というセリフを語った時、彼は突然「イエスさまにはできたのだ」と悟りました。もしも、そう願ったなら、一瞬にして十字架から降りることもできたのだ。そうしなかったのは、そして、最後まで苦しんで死んでいったのは、そうすることを積極的に選択なさったからだ。なぜ? そう、この私の罪を赦すため。イエスさまの深い愛がマルチアーノさんの心いっぱいに満ちあふれ、彼はイエスさまを救い主として信じる決心をしました。

映画「マタイの福音書」は、復活したイエスさまが手招きしているシーンで終わります。イエスさまは、あなたのために十字架にかかる道を選ばれました。あなたも招かれています。

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