(2017年2月5日)
現在、視覚障がい者の方々が文章を読み書きする際、六点式の点字が多く用いられています。この点字は、1825年にフランスのルイ・ブライユ氏によって開発されたものです。しかし、ムーンタイプと呼ばれる線文字も、最近まで広く用いられていました。これは、略式アルファベットを紙の上に浮き上がらせるもので、読字のスピードは点字に勝るとのこと。中途失明者には特に学びやすいと言われていますが、幼児や指先が敏感でなくなった高齢者、あるいは知的障がい者にも有効ではないかということで、最近改めて注目されているそうです。