ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2017年2月26日）

ある人がクリスチャンになったということを聞いた友だちが、あれこれとキリスト教について質問しました。しかし、その人はほとんど何も答えられませんでした。あきれた友だちが「君は、キリスト教について何にも知らないんだな」と言うと、その人は恥ずかしそうに、でもはっきりとこう答えました。

「そう。僕は難しいことは何も分からない。でも、君も知っての通り、昔の僕は飲んだくれだった。そして、妻や子どもに暴言を吐いたり、暴力を振るったり、物を壊したりしていた。彼らは僕のことを恐れていた。おまけにろくに仕事もしないで酔っ払っていたから、借金だってあった。自分でも自分が情けなかったけれど、どうすることもできなかった。でも、キリストを信じてから、僕は飲まなくて済むようになった。一生懸命に働いて、借金も返すことができた。あんなに僕を恐れていた妻も子どもも、僕の帰りを楽しみにしてくれている。それもこれも、みんなキリストがしてくださったことだ」。

聖書について、キリスト教について、他の人に詳しく説明できるに越したことはありません。でも、もっと大切なことは、イエス・キリストがあなたに何をしてくださったかということ、そして、イエス・キリストがあなたの人生をどんなふうに変えてくださったかということを、自分の言葉で説明できることです。