(2018年9月9日)
生涯で9千を越える賛美歌を作詞した、ファニー・クロスビーという女性がいます(1858-1902年)。日本でも、「イエス、君(きみ)。イエス、君。み救いに」や「罪とがをゆるされ」などの賛美歌が有名です。私の魂は幸せでいっぱい晩年、ファニーはこんな言葉を残しています。
私には何も見えないけれど
この世を必ず満足して生きていく
私には幸せがいっぱいある
ほかの人たちにはない幸せが
目が見えないからといって泣いたり、ため息をついたり
そんなことはできないし、するつもりもない
誤って私の視力を奪ってしまった医者は、いつまでも謝っていたそうです。しかし、もし今彼に会えたのなら、私は言いたいのです。ありがとう。ありがとう。私の視力がなくなったのがあなたのせいだとしたら、私はあなたに本当に感謝します。本心からそう言います。まさに、祖母の言葉通りの人生を、ファニー・クロスビーは歩んだのですね。 たとえあなたの目が見えているとしてもご心配なく。あなたにも神さまはちゃんと素晴らしい人生を用意してくださっています。信じて受け取ってください。
もし、明日から完全に見えるようにしてやろうと言われても、私はお断りするでしょう。医者の側に誤りがあったとしても、神の誤りは何一つないからです。「闇の中で生きなさい」ということが神のみこころだったに違いないからです。それは、主をたたえ、主を歌い、聞く人の心に同じ気持ちを起こさせる日に備えてのことです。
視力があってあれこれ気が散っていたら、私は何千もの賛美歌を書けなかったことでしょう。