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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

すべて感謝の種

(2018年12月30日)

今日は、2018年最後の日曜礼拝の日です。今年もいろいろありました。1月には初めての孫ができて大喜びし、3月には弟が召天して深い悲しみを覚えました。そして、10月には中通りコミュニティ・チャーチが教団を離れて独立教会となり、新たな希望をいただきました。

「禍福はあざなえる縄のごとし」「人間すべて塞翁が馬」などと言います。これらのことわざは、人生には良いことがあれば悪いこともあるから、あまり一喜一憂しないようにという思いが込められているようです。

しかし、聖書の価値観はより積極的です。もちろん、聖書は、イエス・キリストを信じれば、苦しいこと、つらいこと、悲しいことは一切起こらず、バラ色の人生がやってくるなどと、脳天気なことは教えていません。むしろ、イエスさまは「世にあっては苦難があります」とおっしゃり、キリストを信じたために苦しい目に遭うこともあることを覚悟するよう教えておられます(ヨハネ16:33)。

私たちの希望は、この世界が全知全能の神さまの支配の元にあるということです。そして、その神さまは私たちを子どもとして愛しておられます。ですから、私たちは自分たちの身に起こったことが、すべて私たちの本当の幸せにつながると信じることができます。私たちの罪深さや弱さによって引き起こされた、自業自得的な苦しみもありますが、それさえも私たちが悔い改めてイエスさまに従う決心をするための苦しみです。

ですから、今は理由がよく分らなくても、今年一年起こったあらゆる事を神さまに感謝しましょう。

それでは、良いお年を。来年もこのサイトをよろしくお願いいたします。

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