ショートエッセイ：中通りコミュニティ・チャーチ

（2024年2月4日）

「笛吹けども踊らず」とは、あれこれと手を尽くして勧めても、それに応答して行動に移してくれる人がいないことを嘆く意味のことわざです。これはマタイによる福音書の中でイエスさまが語られた言葉が由来です。

（マタイ11:16-17）この時代は何にたとえたらよいでしょうか。広場に座って、ほかの子どもたちにこう呼びかけている子どもたちのようです。『笛を吹いてあげたのに君たちは踊らなかった。弔いの歌を歌ってあげたのに胸をたたいて悲しまなかった。』

これは、群衆に向かって預言者であるバプテスマのヨハネについてイエスさまが言及しておられる話の中で語られた言葉です。多くの人がヨハネやイエスさまの語りかけを無視して受け入れようとしません。それどころかヨハネやイエスさまのことを悪霊に取りつかれた人や罪人の仲間と呼んで罵りました。

続けてイエスさまは、イエスさまの教えを受け入れない人々が自分の罪のさばきを受けることになるということ、しかし受け入れた人には安らかな未来が与えられることを約束なさいました。（マタイ11:28）すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。

イエスさまの「笛」を聴いたら、無視してじっとしているのではなくぜひ踊ってください。そして本当の平安を体験してください。