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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

桃の節句とイエスの十字架

(2024年3月3日)

今日は世間では桃の節句、ひな祭りの日です。桃の節句は中国が起源で、上巳の節句(じょうしのせっく)と呼ばれていました。古代中国では旧暦3月の巳の日に川で身を清めて厄災を祓い、その後宴会を開いて祝いました。それが平安時代に日本に伝わってきました。

元々日本では、紙で作った人型(ひとがた)をなでて穢れを移し、それを川に流して引き離すという風習がありました。それと上巳の節句が一つとなって流し雛となります。さらに宮中で行なわれていた人形遊びが混ざって、今よく知られている雛人形になっていったと言われています。女の子の健やかな成長を願うお祭りになったのは、室町時代です。

一方十字架にかかり復活なさったイエスさまは、私たちの外側にくっつく問題や汚れを取り除かれたのではありません。人間や世界の根本問題である罪、私たちの内にある罪を取り除いてくださいます。その結果、私たちは神さまと仲直りし、この地上でも死んだ後の世界でも、永遠に神さまの守りと導きの中で本当の幸せを手に入れることができます。

桃の節句には、そのことを改めて思い起こして感謝したいですね。

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