重たいメガネケース

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(2012.12.2)

アメリカ合衆国大統領だったセオドア・ルーズベルトは、ひどい近視だったそうです。そして、近く用と遠く用の二つの眼鏡を使い分けなければならないため、いつも一方の眼鏡を入れるための眼鏡ケースを携帯していました。

ルーズベルトの眼鏡ケースについて、こんなエピソードがあります。ある時、選挙運動中に、突然一人の男がルーズベルトに銃を向け発砲しました。弾はルーズベルトの左胸に命中しました。誰しもが、ルーズベルトの命はこれで奪われてしまったと思いました。

しかし、奇跡的にルーズベルトの命は救われました。医者は、ルーズベルトに壊れた眼鏡ケースと眼鏡を手渡してこう言いました。「弾は、確かに心臓を貫通してもおかしくない角度で胸に当たりました。しかし、あなたがいつも左胸に入れているこの眼鏡ケースのおかげで弾道が変わり、あなたは救われたのです」。

ルーズベルトはしげしげと眼鏡ケースを眺めて言いました。「不思議なこともあるものだ。私は、自分がひどい近視で、重たい眼鏡ケースをいつも持ち歩かなければならないことを、ずっとハンディだと考えていた。その眼鏡ケースに命を救われるとはね」。

神さまは、あなたを愛しておられます。あなたの周りに起こる「なぜこんなことが」と思うような事件や、「勘弁してくれよ」と思うようなつらい境遇は、決して呪いではありません。きっとあなたの本当の幸せのために用いられます。


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