気むずかしい整備士

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(2013.6.9)

あるタクシー会社に、気むずかしい整備士がいました。態度がぶっきらぼうで、いつも陰気な顔つきなので、友だちもおらず、彼がいることで職場全体が嫌な雰囲気になってしまっていました。

人事課長が社長室にやってきました。そして、あの整備士をクビにすべきだと言いました。すると、社長はこう言いました。「私はあの男をクビにはしたくないな。気むずかしいかもしれないが、整備士としての腕はぴかいちだ。彼が整備した車で問題があった車は一台もないよ」。

翌日、人事課長はその整備士を呼んで、社長の言葉をそのまま伝えました。すると、整備士の目に涙があふれてきました。以来、この整備士はすっかり変わりました。態度も良くなり、楽しそうに口笛を吹きながら仕事をするようになりました。当然、同僚たちも次第に彼と打ち解けるようになり、会社の人気者になっていったのです。

イエスさまは、あなたのことを、ご自分のいのちを代わりにしても惜しくないほどにすばらしい宝物だと思っておられます。そして、あの人のことも。イエスさまがあなたのことを誇りにし、天使たちの前であなたのことをほめちぎっておられるように、あなたもあの人のことを口にする時に、すばらしい宝物だと言ってみてください。

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