社長交代

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(2014.2.9)

長引く不況の中で、中小企業の社長であるAさんは、経営に行き詰まりを感じ、知り合いの牧師のところに愚痴をこぼしに行きました。このままでは遅かれ早かれ倒産してしまうだろうと、Aさんは言いました。

黙って話を聞いていた牧師は、「会社を建て直す、いい方法があります」と言いました。「何でしょうか」と、思わず身を乗り出すAさん。しかし、牧師はそんなAさんにこう言いました。「それは、社長が交代することです」。

日産にしても資生堂にしても、トップが交代することによって業績が回復しました。確かにこの方法しかないと、頭では分かるのですが、親から受け継いだ会社です。すぐに「そうですね」とは言えません。しかし、このままつぶしてしまうよりは、他の人におゆだねした方が、従業員にとってもお客様にとっても、そして結局自分自身にとってもいい。Aさんはついに、牧師の意見を受け容れることにしました。

「分かりました。会社の経営を、他の有能な方におゆだねしましょう。しかし、代わりの社長の当てがありません」。すると、牧師は言いました。「私は、いい人を知っています。その新しい社長候補は、イエス・キリストです」。

Aさんは、最初一瞬「何だ」と思ったそうですが、この日イエス・キリストを人生の主として心に迎え入れ、会社の経営についても、すべてイエス・キリストの導きにゆだねることにしました。そして、自分は社長代理、いや、一従業員として働くことを決意しました。

それから1年。業績は急激に回復していきました。最近では、10億円もの売り上げを見込める仕事を獲得しました。おかげで人手不足となり、仕事を探している教会の人たちを、何人も新しく雇い入れたそうです。

仕事にしても、子育てにしても、勉強にしても、成功のこつはイエスさまにおゆだねし、この方から知恵や力をいただきながら行なっていくことです。

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