二重国籍

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(2014.2.23)

2世紀に書かれたと見られる手紙が発見されました。「ディオグネトスへの手紙」と呼ばれるこの手紙には、こんな文章が載せられています。
キリスト者は、国籍、言語、習慣などが、他の人と違うわけではない。自分たちだけの町に住むわけではないし、奇妙な言語を用いるわけでもないし、特殊な生活様式を持つわけでもない。(中略)

彼らは、機会があればギリシアや外国の諸都市に住んだ。衣服、食べ物、その他の生活面でその土地の習慣に従った。しかし、同時に彼らは、彼らの素晴らしい、また独特の国籍をも我々に示している。

自分の生まれた国に住む場合でも、異国人のように生活した。国民としてすべてのことを他人と分かち合ったが、異国人としてすべてを忍んだ。外国も彼らにとっては生まれ故郷であり、生まれ故郷はまた外国だった。

他の人々と同様に結婚し、子どもを産んだが、いらない子を殺すようなことはしなかった。食卓は他人と共にしたが、寝床までも共にしようとはしなかった。この世では「肉に」あったが、「肉に従って」生きようとはしなかった。この世では旅人であり、国籍は天にあった。法律には従ったが、それぞれの生活は法律を超越したものだった。
内村鑑三は「私は二つのJを愛する」と言いました。それはJesus(イエス)とJapan(日本)です。クリスチャンは二重国籍を持っています。よき天国市民であると同時に、よき日本国民でありたいものです。

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