なぜ対話が成立しないのか

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(2014.7.6)

先日市民グループの方々と話し合う機会を得ました。そこで、多くの方が(男性も含めて)、伴侶や子どもたちとの間に本当の対話がないことを嘆いていらっしゃいました。物理的に語り合う時間があっても、心を開いて語りあえないのです。「私の気持ちを夫は、妻は、分かってくれない」……そんな心の叫びを聞いたような気がします。

しかし、対話はキャッチボールのようなものです。「私を理解して」という強い願いは相手もまた抱いているはずです。しかし、「そうは見えません、うちの子は、うちの主人は、私が話しかけてもちっとも話そうとしないんですよ」。う〜ん、なぜでしょうね。

対話の成立しない理由が4つ考えられます。
  1. 相手が話そうとしない(私に分かる言葉で)
  2. 相手が聞いてくれない(私の本当に言いたいことを)
  3. こちらが話さない(相手に分かるように)
  4. こちらが聞こうとしない(相手の本当に言いたいことを)
私たちは同じ日本人でありながら、互いに言葉が通じない外国人のようです。使っている「言葉」がそれぞれ違うのです。ご主人が遅く帰宅したとき、奥さんが「何時だと思ってるの!」と言うのは、「私、あなたがいなくて寂しかったわ」と言いたいのかもしれません。ご主人が、わざわざ奥さんの忙しい時に「おい、お茶。おい、新聞」と命令するのは、「おまえは俺のことを誰よりも、何よりも、子どもよりも、大切に思っているか?」と確認したいのかもしれません。

あなたは相手に分かる言葉を使っていますか? そして、相手の言葉(行間や行動に現れる本当の気持ち)を理解しようと、じっと耳を傾けていますか? 「ああ、この人は私を本当に理解してくれている」と感じると、人は感動します。感動すると力がわきます。すると、自分も相手の言葉に耳を傾け、相手に分かる言葉を使おうという余裕がでてくるのです。

1ヶ月かかるか、1年かかるか、とにかくあなたが聞き方や語り方を変えれば、相手も変わります。そして、相手ではなく、まずあなたの方が変わらなければなりません。なぜ? それは、あなたは祈ることができるからです。祈りを通して、イエスさまに理解していただくという体験をし、感動し、力に満たされることができるからです。

それに、残念なことに(?)、あなたの方が先にこの記事を読んでしまったのですから。……くれぐれも、相手にこの記事を読ませて、気付いてもらおうなどとはしないでくださいね。

「あなたがたも、舌で明瞭なことばを語るのでなければ、言っている事をどうして知ってもらえるでしょう。それは空気に向かって話しているのです」(第1コリント14:9)

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