生きるにも死ぬにも

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(2015.4.12)

シャカリアン一家は、皆熱心なクリスチャンです。彼らは、アルメニアからアメリカに移住し、やがて牧場を持つほどに成功しました。

ところが、当主の妻であるザロウヒさんが、50才の若さでガンに冒されてしまいます。ガンの進行は早く、医学的にはもう手の施しようがありません。しかも、なかなか痛みを薬で抑えることができませんでした。それでも、ザロウヒ夫人は、愚痴一つこぼすことなく、かえって毎日を感謝と喜びのうちに過ごしました。

そんな彼女を治療していたのは、ジョン・レアリーという医師です。レアリー医師は、彼女が天に召されるまでの数か月間、毎日牧場を訪問しました。実際には、もう何の治療もできない状態だったので、家族は「先生、むだな労苦をおかけして、申し訳なく思います」と言いました。

すると医師は答えました。「いいえ、私の方こそ、ザロウヒさんにお会いすることが必要なんですよ。私は毎日、いろいろな患者さんを往診していますが、その人たちの中の何人かは、まったく重病ではないのに、私をすっかり疲れさせてしまうのです。こうして、一日の始めにザロウヒさんに会うだけで、私はその日に起こるすべての困難と闘えるようになるんです」。

「生きるにも死ぬにも私の身によって、キリストがあがめられることです」とパウロは言いました(ピリピ1:20)。生きていても、またたとえ死んだとしても、自分を通してイエス・キリストのすばらしさが周りの人たちに伝わるよう求めるということです。

今日も、欠けの多いこの身を通して、イエスさまのすばらしさが周りの人たちに伝えられたらと思います。

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