気に食わぬ奴

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(2015.7.12)

武田信玄が亡くなって、その跡を継いだのは勝頼でした。彼自身も、大変勇猛な武将だったのですが、ただ父親と違っていたのは、自分のやり方にあまりにも固執する点でした。自分の意に反する家臣の進言にはまったく耳を傾けようとせず、その結果、あの長篠合戦で織田・徳川連合軍の鉄砲隊により、大敗を喫してしまうことになります。家臣たちの心は勝頼を離れ、最後には次々と裏切られて、武田家は滅亡してしまうことになります。

町工場を「世界のホンダ」にまで成長させた本田宗一郎氏は、「気に食わぬ奴」ほど大切にしたそうです。気に食わぬ奴とは、本田氏の意に添わぬことでも、真っ正面から意見してくれる人たちのことです。実際、ホンダが直面した種々の危機を乗り切って大きく発展する時には、「気に食わぬ奴ら」の意見が功を奏したそうです。

本当に自信のある人は、自分と意見の異なる人の言葉にも耳を傾け、一緒にさらにすばらしいものを作り上げていくことができます。「自分一人で何でもできる」と傲慢になるのか、「自分以外は皆教師」という謙遜さを身につけるのかで、私たちの人生の実は大きく異なってきますね。

聖書の神さまは、イエス・キリストの十字架の血によって、私たちのすべてのダメの証拠、すなわち罪を赦してくださいました。私たちを丸ごとそのままで受け入れ、愛してくださっている神さまのことばを、いつもいつも心に蓄え、本当の自信を身につけさせていただきましょう。

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