800人のパコ

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(2015.8.23)

「老人と海」「武器よさらば」などで知られるアーネスト・ヘミングウェイが、好んで語った話があります。それは、スペインの父親と息子の話です。

思春期になった息子パコは、高圧的な父親の態度に腹を立て、家出をしてしまいました。父親は、自分があまりにも上から目線で指導してきたということを反省し、息子が住んでいると噂されるバルセロナの町に出かけていきます。そして、新聞広告を出しました。

「パコ。全部赦している。次の火曜日、ホテル○○の前に来てくれないか。父より」。

火曜日。父親がホテルの玄関を出てみると、そこには800人以上の「パコ」がいたそうです。

ヘミングウェイは言います。「なんと多くの息子や娘たちが、親と和解したいと思っているのだろうか。そして、何と多くの父親や母親が、子どもと和解したいと思っているのだろうか」。

聖書に書かれていることを理解するためには、創世記3章以降、神さまと人間の間に敵対関係があるということを理解しなければなりません。人間が神さまに逆らい、神さまを否定したとき(それを聖書は「罪」と呼びます)、人間と神さまとの間には大きな溝ができてしまいました。その結果、愛の交わりが不可能になってしまっています。

しかし、神さまは私たちと和解したいと願っています。パコとお父さんの場合、パコだけでなくお父さんにも問題があったかもしれません。しかし、人間と神さまの関係の場合、神さまには全く落ち度がありません。それにも関わらず、神さまは和解を願ってくださいました。それどころか、あなたが罪の償いをしなくて済むように、人となられた神であるイエス・キリストが、あなたの罪の罰をすべて身代わりに負って、十字架にかかってくださいました。

「○○(ここにあなたの名前を入れてください)、すべて赦している。今すぐ、イエス・キリストによる赦しを信じてくれないか。父なる神より」。神さまは、あなたにそう語りかけておられます。

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