病気を通して

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(2015.11.29)

友人のTさんは、奥さまが重いご病気です。奥さま本人はもちろん、Tさんも、これまでどんなに心配し、つらい思いを重ねてこられたことでしょうか。しかし、Tさんは、奥さまの病気を通して多くの祝福を体験したと話してくださいました。

それは、たくさんの方々に支えられているという実感です。たくさんの友人・知人の方々が、慰め、励ましの声をかけてくださいます。また、治療には多くのお金がかかるわけですが、その一部を負担してくださった方もいます。

たとえば奥さまが入院前に働いておられた職場では、1年間そのまま給与を払い続けてくださいました。その職場のリーダーの方は、今は退職なさり、田舎で有機農園を経営しておられますが、まだ始めたばかりで経営が軌道に乗っていないのに、奥さまのために毎月仕送りをしてくださっています。

そのお話を聞いて、周りの方々の愛情に感動すると共に、私はこうも感じました。それまで、Tさんと奥さまが周りの人たちに対して愛情を示してこられたからこそ、ご自分たちが弱さを経験させれたとき、今度は周りからたくさんの愛情が集まってきたのだろう、と。

お金は使うと無くなりますが、愛は使うとますます豊かにされていきます。聖書の命令の中心は愛であると、イエスさまは教えてくださいました。イエスさまが私たちをどのように愛してくださっているのかを学び、それを味わいながら、今度は私たちが愛の人に変えられていくよう祈り、また実践していきたいと願います。

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