見える? 見えない?

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(2016.9.18)

熊五郎さんが、久しぶりに八兵衛さんの前に姿を見せました。

八「おう、熊さんじゃねえか。しばらく見なかったが、どうしてたんだい?」
熊「実はな、富士のお山に登ってきたんだよ」。
八「へえー。それで、富士のお山はどうだったい?」
熊「さすがは日本一のお山だねえ。そりゃあ見晴らしがよかったよ」。
八「じゃ、うちの二階の物干しに、浴衣が干してあるの、見えたかい?」
熊「てやんでぇ。駿河の山のてっぺんから、江戸の物干しが見えるわきゃあねえじゃねえか」。
八「へえ、そうかい。いや、不思議な事があるもんだ。うちの物干しからは、富士のお山はよく見えるんだけどなあ」。

これとは逆に、私に神さまは見えないから、神さまも私のことが見えていないし、大した関心も持っていないんじゃないかと思うことがあるかもしれませんね。自分を中心に物事を考えると、神さまの愛や力を大いに値引くことになりかねません。私たちが神さまのことをどう思おうと、神さまは私たちのことを愛のまなざしで見つめておられるのです。

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