楽しいから

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(2016.9.25)

私が以前就いていた仕事の事務所は、山形県の教会の中にありました。職場のコンピューター管理をしてくださっている牧師先生に、「トラブルのたびに呼び出されて、こうして、遅くまで作業してくだるんですものね。今回も、パソコンをご自宅まで持って帰って修理してくださって。大変だったでしょう」と申し上げました。すると、こうおっしゃいました。「いやぁ、パソコンをいじるのは、好きなことだからね。楽しんでやらせてもらっています」。

嫌なのに、無理矢理やらされる仕事はつらいものですが、自分の好きなことでしたら、どんな苦労も苦労とは思わず、むしろ楽しむことができますね。皆さんは、何をしているときが楽しいですか?

知り合いが、3ヶ月ほどアメリカで料理の修行をしてきました。異国での慣れない生活と厳しい修行に、ずいぶんつらい思いをしたようです。そのため、軽いうつ状態のようにまでなったと言います。しかし、職場などでイエス・キリストの話や、教会の話、自分の救いの話をする機会があり、俄然元気が出てきました。「自分は、イエスさまを伝えるのが好きだったんだなあ」と、あらためて自覚したようです。

私も、やっていて楽しいことはいくつかあります。それをやっているときは、寝食を忘れてしまいそうにさえなります。しかし、やっぱりイエスさまのことをお話しして、相手の方がその話に耳を傾けてくださり、そしてその方もイエスさまを信じて人生が造り変えられる。そんな瞬間に出会ったときは、何ものにも代え難い喜びを感じます。今、自分が伝道者を続けていられるのも、その瞬間に出会いたいからなのです。

ところが、同じイエスさまを伝えるのでも、他の人と同じことをやって、それで楽しめるかというと、そうはいきません。たとえば、知り合いの牧師は、路傍伝道に無上の喜びを感じるそうですが、私は、そのように不特定多数の人を相手にするのは、むしろ気後れしてしまいます。カウンセリングやセミナーの場で出会った人と、個人的に仲良くなり、少しずつイエスさまの話をするのが好きなのです。

不得意な方法を無理してやるよりも、好きな方法、得意な方法でイエスさまを伝えていけばいいと思います。大切なことは、イエスさまをまだ信じていない人が、イエスさまと出会って、人生が造り変えられることで、私たちはそれぞれに、自分なりのやり方でそのお手伝いをさせていただけばいいのです。

楽しみながら伝道できる、そんな方法を、おひとりおひとりが見つけられたらいいですね。

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