アメリカ史上最大の資産家

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(2017.10.15)

アメリカ史上最も多くの資産を持っていたのは、ジョン・ロックフェラー氏(1839-1937)でしょう。石油ビジネスで大成功を収めた彼は、現在の資産価値に換算すると20兆円以上の資産を持っていたと言われています。かのビル・ゲイツ氏の3倍以上です。

まさに順風満帆の人生を歩んでいたロックフェラーですが、55歳の時、病に倒れてしまいます。医者は余命一年を宣告しました。彼は、死を前にして、自分のこれまでの人生を振り返らされました。一体自分は何のために生きてきたのだろうか。

子どもの頃から敬虔なクリスチャンとして生きてきたロックフェラーでしたが、いつの間にかお金を儲けることが人生の目的になってしまっていたことを気づかされました。教会では最前列に座って礼拝を守り、収入の十の一を献金し、忠実な教会員として過ごしてきましたが、それらもすべて自分のためにやってきたこと、偽善だったと彼は感じました。

ロックフェラーは引退を決意すると、神さまに祈り始めました。「神さま。どうか私をいやしてください。長生きしたいからではありません。自分の財産を、人類の福祉のために用いたいからです」。すると、神さまは、彼をいやしてくださいました。56歳で死ぬはずだったロックフェラーは、なんと98歳という長寿を全うします。

神さまの恵みによっていやされたロックフェラーは、祈ったとおりに慈善活動に着手しました。特に教育、医療、文化などの方面で、様々な支援活動を行ないました。資本主義の象徴として批判の対象になることもある巨大複合施設ロックフェラー・センターを建設したのも、自分の財力を誇示するためではありませんでした。1929年に始まった大恐慌で失業した多くの人々に、、安定的に職を与えるためです。

人生の目的を見つけたロックフェラーは、これまでの55年間では味わうことができなかった平安や喜びを体験したと語っています。

「君は愛されるため生まれた」というゴスペルソングがあります。私たちは神さまに愛され、その愛に感動して、神さまと神さまが愛しておられるこの世の人々を愛するために生まれました。20兆円も持っていなくても、私もあなたも何かを持っています。それを使って愛を実践できるといいですね。

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