祈りが染み込んだら

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(2017.11.5)

先日、アライアンス千葉キリスト教会牧師で精神科医の、山中正雄先生のメッセージを聴く機会がありました。その中で、千葉キリスト教会が会堂建築をしたときのエピソードをお話しくださいました。教団から全く援助を受けない形で開拓を始め、当初は借家住まいをしながら、10年で会堂を建築しようと考えておられたそうです。ところが、2年たった頃、大家さんから出て行くよう言われてしまいました。

その後は、不動産屋に「あの人は堅物で、自分たちは交渉する自信がないから、自分で交渉してくれ」と言われるような土地のオーナーと話をしたところ、すんなり売ってくれることになったり(しかも、当初の予算より300万円も値切ることができました)、地域の建築会社が儲け度外視の値段で工事を請け負ってくれたりと、奇跡の連続でついに素敵な会堂が建ちました。未信者の看板屋さんが、思わず山中先生に「あんたには神さまがついとる」と言ったほどです。

献堂式の日、いつも礼拝に来ている精神疾患の青年が、山中先生にこう言いました。「素敵な会堂が建ちましたね。これに祈りが染み込んだら、本物の教会になりますね」。

山中先生はおっしゃいました。教会は建物ではない。建物や備品を誇ってはならない。教会は、神さまに熱心に祈るクリスチャンの群れだ。

私たちの教会には、自前の会堂がなく、日曜日ごとに場所を借りて礼拝をささげています。公の建物ですが、私たちの熱い祈りを染み込ませ、本当の教会にしてやろうと思わされました。

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