相手を助けたいとき

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勝手に手助けしてはダメ

今回は、あなたの愛する方が課題を抱えているとき(その人が何かに困っていそうなとき)、どんなふうに対応してあげたらよいかを考えます。

「どうしてそんなことをわざわざ考えるんだ?」と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれません。「ただ、相手にとっていいと思うことをしてやるだけでいいじゃないか」と。

実は、ここがミソなんですが、助けるこちらはそれでいいかもしれませんが、助けられる方は、かえって重荷に感じたり、迷惑に感じたりすることもあるのです。自分一人で解決したいかもしれないし、あなたではなく、他の人に助けを受けたいと思っているかもしれないのです。

相手の課題なのですから、その課題をどうするかは、相手に決める権利があります。相手の許可なく、勝手に解決してはいけないのです。たとえ夫婦でも、恋人同士でも。

尋ねる

基本は、自分と相手に尋ねるということです。まずは自分自身に尋ねてみましょう。

(1) 相手は何に困っていそうですか?

もし分からなければ相手に尋ねます。「どうしたの? 良かったら話してくれない?」

もちろん、相手は「何でもない」と言うかもしれません。その場合には、「あっそ。せっかく声かけたのに」とふてくされないで、「そう。じゃあ、何かあったらいつでも話してね」と言って、放っておきます。

相手が「実は……」と問題を話してくれたり、話さなくてもあなたに分かっているとしたら、次のステップに進みます。

(2) あなたに何ができそうですか?

思いつかなければ、「私に何かできることない?」と尋ねます。

相手が何かを依頼してきた場合、あるいはあなた自身に何かアイディアがある場合は、さっそくやってあげる……のではなく、次のステップを踏みましょう。

(3) 本当に相手のためになりますか?

相手を依存的にさせるだけだったり、かえって状況が悪くなったりするようなアイディアではないでしょうか。もしも、相手のためになると思えるアイディアであれば、喜んでやってあげましょう。

ただし、相手から依頼されたのではなく、こちらが思いついたアイディアである場合には、さらに次のステップを踏みます。

(4) お願いする

こちらの酔狂でお手伝いをさせていただくわけですから、相手の許可を取らなければなりません。「〜させてもらえない?」とか、「〜させてもらえるとうれしいんだけどな」とか、「〜したいんだけど、いい?」とか。

相手がOKしたら、はじめて援助の手をさしのべます。

援助というのは、「してやる」「してあげる」のではありません。そんな関わりをすれば、かえって相手を惨めにさせたり、依存的にさせたりします。そうではなくて、「させていただく」のです。夫婦であっても、恋人同士であっても。させていただくから感謝が生まれます。してもらう方も感謝。させていただく方も感謝。二人ともうれしいのです。


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