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礼拝メッセージ:中通りコミュニティ・チャーチ

ますます豊かに実を結ぶ生き方

マタイによる福音書13章1節〜23節

(2018年1月21日)

参考資料

11節の「天の御国」は、旧約聖書で、救い主が地上に建てると預言されている理想的な王国のこと。他の福音書では「神の国」と呼ばれています。そこに招かれるということは、救われるということと同じです。

11節の奥義とは、旧約時代には啓示されていなかったが、新約時代になって明らかにされた真理のこと。

14-15節は、イザヤ6:9-10の引用です。

イントロダクション

今日の箇所のテーマは、豊かに実を結ぶ人生です。実を結ぶとはどういうことでしょうか。そして、実を結ぶ秘訣は何でしょうか。

たとえで話す理由

説教スタイルの変更

12章を境として、イエスさまの活動の方法がガラッと変わります。たとえば、
  • それまでは、ご自分が救い主であることを弟子たちに宣べ伝えさせましたが、それ以降は、そのことを誰にも言うなとお命じになりました。
  • それまでは、相手がご自分を救い主だと信じていてもいなくてもいやしを行なわれましたが、それ以降は信じる人に対していやしを行なわれるようになりました。
  • それまでは、おおっぴらに奇跡を行なわれましたが、それ以降は信じる少数の人の前で奇跡を行なわれるようになりました。
  • それまではなさらなかった、ご自分が十字架にかかって死に、3日目に復活するという話をなさるようになりました。
そして、説教の仕方も変わりました。それまではストレートな表現で教えていたのに、民衆に対してはたとえ話でしか語られなくなりました。それで、不思議に思った弟子たちは、その理由を尋ねました(10節)。

するとイエスさまは、こうお答えになりました。「あなたがたには天の御国の奥義を知ることが許されていますが、あの人たちには許されていません。持っている人は与えられてもっと豊かになり、持っていない人は持っているものまで取り上げられるのです。わたしが彼らにたとえで話すのは、彼らが見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、悟ることもしないからです」(11-13節)。

公式拒否が分岐点

前回の学びを思い出してください。イスラエルは、国としてはイエスさまのことを救い主と認めない決定をしました。このことが、イエスさまの活動を大きく変化させる分岐点となりました。

もしも、イスラエルが国としてイエスさまを救い主と認め、歓迎したならば、その時代に神の国は実現しました。ところが、公式に拒否されたため、人間的な言い方をすると、イエスさまは神の国建設の計画を変更せざるを得なくなったのです。

イエスさまは、神の国の実現をずっと後の時代に先送りになさいました。そして、十字架と復活によって救いの条件を整えた後、一度天にお戻りになり、将来再び帰ってきて(再臨)、それから神の国を建設することをお決めになったのです。

そして、その間、イエスさまに対する信仰を守り広めるための存在を地上に残されます。それが、「キリストのからだ」と呼ばれる教会です(エペソ1:23)。教会は、ユダヤ人の中でイエスさまを信じた人たちと、異邦人の中でイエスさまを信じた人たちがひとつとされた共同体です(エペソ2:11-19)。

そこで、イエスさまの活動方針は、「できるだけたくさんのユダヤ人に、ご自分が救い主だということを伝える」というものから、「将来、教会の最初のメンバーとして活動しなければならない弟子たちを訓練する」ものに変わります。これが、たとえ話を用いるようになった背景です。

たとえ話の効果

たとえ話は、イエスさまを信じる人たち、イエスさまの話を聞きたいと真剣に願っている人たちにとっては、教えの理解を助けます。ところが、最初から信じようとしない人たち、聞こうとしない人たちにとっては、本質がさっぱり理解できません。

聞こうとする人たちは、ますます理解でき、その結果を味わうことができるけれど、聞こうとしない人たちはますます理解できなくなる。これが12節の「持っている人は与えられてもっと豊かになり、持っていない人は持っているものまで取り上げられるのです」ということの意味です(資本主義社会の経済格差を揶揄した言葉ではありません)。

4つの土地のたとえ話も、そのことを教えています。豊かに実を結ぶ人生を送るためには、私たち自身が良い地でなければなりません。すなわち、聞く耳を持ち、信じる心でイエスさまの話に耳を傾けなければなりません。

では、実を結ぶとはどういうことでしょうか。

2.実を結ぶとは

生み出されるもの

実とは、「何かが生み出すもの」です。たとえば、聖書では以下のようなものを「実」と呼んでいます。
  • 植物が生み出す、果実や種
  • お母さんが生み出す、子ども(胎の実)
  • 聖霊さまが人の中に生み出す、良い性質(御霊の実)
  • 良い性質が生み出す、良い行ない
  • 良い行ないが生み出す、良い結果
特に、後半の3つ、良い性質、良い行ない、良い結果に注目しましょう。これらを豊かに体験できる人生。それこそ、聖書が約束している実を結ぶ人生です。

私の大好きな言葉があります。増田家のテーマ聖句の一つでもあります。「一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる」(箴言17:1 新改訳第3版)。

たとえ多くのお金や物を所有したとしても、すなわち経済的に豊かになったとしても、同時に心の中が不安や罪責感や劣等感や憎しみなどでいっぱいで、人間関係が破綻し、孤独や争いに満ちた毎日を送らなければならないとしたら、そんな豊かさには意味がありません。

久米小百合さん

この話をお読みください

では、どうしたら、そんな豊かに実を結ぶ人生が手に入るのでしょうか。

3.信じる心でみことばを聞こう

期待しよう

全知全能で三位一体の神さまは、あなたのことをこよなく愛しておられます。あなたを悔しがらせるために、約束だけちらつかせ、「お前にこの祝福はあげないよ」などとおっしゃる方ではありません。あなたが神さまの約束を知ったということは、あなたもその約束をいただく資格があるということです。

ですから、神さまが私たちの人生に、豊かに実を結んでくださることを信じ、期待しましょう。そして、実を結ばせてくださるイエスさまの言葉を聞きたいと、強く願いましょう。

そして、「この自分に、どんな約束が与えられるかしら」と、ワクワクしながら聖書を開き、祈りの中でみことばを待ちましょう。

聞いたら信じよう

イエスさまは、聞く耳を持って聞きなさいと、私たちに勧めています。それは、信じる心でみことばを聞くということです。すなわち、聞いたら信じるということです。

そして、信じるというのは、みことばの約束に基づいた未来の幻を思い描くことです。あなたは、目で見える世界だけを見ていませんか? それは、イエスさまがおっしゃるように「見ているけれども見えていない」状態です。信仰とは、みことばの約束に基づいて、見えない世界を見ることです。

みことばに基づく、肯定的な幻を思い描くと、ダメだと思えるような状況、たった一人で嵐の海にこぎ出しているような感覚にとらわれる状況にあっても、喜びや平安や希望がわき上がってきます。久米小百合さんに豊かな実を結ぶ人生を与えたイエスさまは、あなたにも私にも豊かな実を結ぶ人生を与えてくださいます。

まとめ

どうすれば豊かな人生を送ることができますか? それは、神さまの約束の言葉、励ましの言葉、慰めの言葉を信じることです。では、どうすれば、神さまのみことばを聞くことができますか? それは、まず聞きたいと願うことです。

あなた自身への適用ガイド

  • あなたは、どういう面で「豊か」になりたいですか?
  • クリスチャンになって、どういう「豊かさ」を与えられましたか?
  • 最近、慰められたり、励まされたり、教えられたりしたみことばは何ですか?
  • 今日の聖書の箇所を読んで、どんなことを決断しましたか?

連絡先

〒962-0001
福島県須賀川市森宿辰根沢74-5

TEL 090-6689-6452
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