同じ思いで

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ピリピ人への手紙3章17節〜4章3節

(2013.3.10)

参考資料

3:19の「欲望」は直訳すると「腹」。新共同訳「彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません」

3:20の「国籍」は市民権のことです。パウロは、元々タルソという町に住むユダヤ人でしたが、ローマ帝国の市民権を持っていました。彼が福音に反対するユダヤ人たちに命を狙われたとき、ローマ軍に保護され、その後正当な裁判を受けられたのも、市民権を持っていたおかげです(使徒22:25〜)。

聖書からのメッセージ

イントロ

イエスさまは、「どんな国でも、内輪もめして争えば荒れすたれ、どんな町でも家でも、内輪もめして争えば立ち行きません」(マタイ12:25)とおっしゃいました。これはサタンの帝国についての話ですが、私たち教会も同じことです。

誘惑や迫害の多い難しい時代だからこそ、教会の兄弟姉妹が一致し、祈り合い、励まし合い、支え合う必要があります。今回は、一致について学びます

1.ピリピ教会にあった分裂の危機

2人の女性

4:2に、ユウオデヤとスントケという2人の女性の名前が出てきます。2人ともすばらしいクリスチャンでした。彼らは、福音を広める働きを積極的に行ない、パウロに協力しました。パウロは、エパフロデトのことを戦友と呼んでいますが(2:25)、ユウオデヤもスントケもまた、自分と共に戦ってくれたと述べています(4:3)。

ところが、この2人が一致することをパウロは願っています。ということは、この2人が対立していた、あるいは対立しそうだったということです。このままでは教会が力を失いかねない、非常に危険な状況です。

教会分裂の危機

以前、アメリカの神学校で学ばれた牧師先生から聴いた話です。在学中、近くにあった日系人教会をインターン先として選び、そこで奉仕をなさったそうです。伝道熱心であり、また愛にあふれた非常にすばらしい教会だったということでした。

卒業して数年後、なんとその教会がなくなってしまったというニュースが飛び込んできました。どうしたのかと思って調べてみると、教会のご婦人方が二つに分裂して争い、それが元で続けていけなくなったのだとか。

そして、そもそもの対立の原因は、礼拝後の昼食会に、カレーを出すかうどんを出すかだったそうです。

笑い話のようですが、決して笑い事ではありません。サタンは、些細なことを用いて、私たち教会の一致を奪おうとします。一致されたら困るからです。クリスチャンたちが互いに祈り合い、励まし合い、支え合えば、それだけ誘惑しづらくなりますから。

私たち中通りコミュニティ・チャーチも例外ではありません。常にサタンは分裂の機会を狙っています。そして、私たちから信仰と喜びを奪い去ろうとしています。

一致の困難

ところが、一致するのはなかなか大変です。というのは、一人一人好みが違います。昼食会のメニューにしても、集会の雰囲気にしても、賛美歌のタイプにしても、教会に集う様々な人たちの好みを一つにするのは不可能でしょう。

仮にできたとしたら、それはそれでマインドコントロールみたいで気持ちが悪いです。

好みを一つにすることで一致するのが難しければ、何か別の方法を考えなければなりません。それは、考え方を一つにするということです。

2.一致への道

同じ思い

4:2の「一致する」は、「同じことを思う」という意味があります。直訳すると、「主の中で、同じことを思いなさい」です。何を思うのか。それは、「パウロ先生のような生き方をするんだ」ということです。

3:17の「私を見ならう者になってください」には、原文では「一緒に(共に)」という言葉が入っています。新共同訳「皆一緒にわたしに倣う者となりなさい」

パウロは、ピリピ教会の人たちがパウロを見習い、またパウロを手本として生きている人たち(たとえばテモテやエパフロデト)を見習って生きることを求めました。それが教会の一致につながります。

天国に属する者

パウロは涙ながらに語ります。多くの人々がイエスさまの十字架を信じず、福音のメッセージに敵対して生きていると。彼らは、欲望を神とし、すなわち欲望によって支配され、神さまが嫌われることを求め、天国ではなく地上のことばかり気にして生きています。その結果、彼らは、滅びに向かってまっしぐらに進んでいます。

一方パウロたちは、自分が天国に属する者だと知り、この地上では寄留者だと自覚して(ヘブル11:13)、前回学んだように、この世が与える栄光ではなく、神さまがくださる栄冠(賞)を目指して走っています。ピリピの人たちも、中通りコミュニティ・チャーチの人たちも、そのようになって欲しいと、パウロは、そしてイエスさまは願っておられます。

分裂の種は、ほとんどが地上の栄光を求める心から生まれます。たとえば、他の人よりも認められたいというプライドや、自分の思い通りにしたいという支配欲、自分の好みを優先したいというわがままなどです。

そういう分裂の種をサタンに利用されないためにも、私たちは神さまに喜ばれることを最優先にして生きていかなければなりません。一人一人がそういう思いを持つことで、「昼食のメニューがカレーでもうどんでも、どちらでもいいじゃないか」と思えるようになります。

これこそ教会一致の土台です。

まとめ

地上の栄光を求めるのではなく、天に宝を積むことを第一に考えましょう。

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