モーセのような預言者

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申命記18章15〜22節

(2013.12.8)

参考資料

「ホレブでの集まりの日」(16節)は、モーセの律法が与えられた日のことです。イスラエルの民衆は、神さまの臨在に伴う超自然現象や、神さまの声に驚き恐れました。

聖書からのメッセージ

イントロ

イエスさま誕生の預言、第2回目です。今日は、救い主は「モーセのような預言者」として来られるという話です。それが、今の私たちとどのように関係するのでしょうか。

1.モーセのような預言者

預言者とは

神さまの言葉を預かって、人々に語る役割を担った人です。自分で勝手に預言者になることはできず、神さまに選ばれた人だけが預言者になることができました。

もちろん、勝手に預言者を名乗ること自体はできます。しかし、自称に過ぎない人の場合は、預言したことが実現しないので偽預言者だと分かります(22節)。

現在も、預言者だと自称・他称されているクリスチャンがいます。その人が、本当の預言者であるかどうか判断する基準は、その人にリーダーシップがあるかどうか、人格的に立派かどうかではありません。預言したことが、例外なく「100%」実現しているかどうか、です。

モーセと他の預言者の違い

モーセは神さまのことばを民衆に伝える預言者でした。モーセが死んだ後も、たくさんの預言者が現れ、イスラエルを正しい方向に導こうとしました。

しかし、申命記34:10にはこう書かれています。「モーセのような預言者は、もう再びイスラエルには起こらなかった。彼を【主】は、顔と顔とを合わせて選び出された」

また、民数記12:5-8にもこう書かれています。「【主】は雲の柱の中にあって降りて来られ、天幕の入口に立って、アロンとミリヤムを呼ばれた。ふたりが出て行くと、仰せられた。「わたしのことばを聞け。もし、あなたがたのひとりが預言者であるなら、【主】であるわたしは、幻の中でその者にわたしを知らせ、夢の中でその者に語る。しかしわたしのしもべモーセとはそうではない。彼はわたしの全家を通じて忠実な者である。彼とは、わたしは口と口とで語り、明らかに語って、なぞで話すことはしない。彼はまた、【主】の姿を仰ぎ見ている。なぜ、あなたがたは、わたしのしもべモーセを恐れずに非難するのか」

そこで、今回の箇所で言われている「モーセのようなひとりの預言者」とは、他の預言者とは別格の、ひとりの人物、すなわち救い主を指していると理解されるようになりました。

ペテロもステパノも、その説教の中で、モーセのようなもうひとりの預言者とは、救い主として来られたイエスさまのことだと語っています(使徒3:22-23、7:37)。

2.モーセとキリストの類似点

神との親密さ

多くの預言者は、幻の中で神さまの声を聞きましたが、モーセは神さまと顔と顔とを合わせて話をすることができる仲でした。そのため、モーセの顔は神さまの栄光を反射して輝き、人前に出るには、顔に覆いを掛けなければならないほどでした。

イエスさまは神さまを父と呼び、自分と父なる神さまが一つであると自覚し、そう宣言なさいました(ヨハネ10:30)。そして、自分を見た者は、神を見たのと同じなんだとさえおっしゃいました(ヨハネ14:9)。

私たちは、神さまをこの目で見ることができません。しかし、神さまがどういうお方なのかということについては、聖書を通して知ることができます。特に、イエスさまが何をなさり、何を語られたのかということを知ることで、神さまについて知ることができます。

仲介者

イスラエルの人たちは、神さまを恐れ、神さまと直接交わることができないと言いました。それは、罪ある存在、不完全な者が、きよい神さまの前に出たら滅ぼされてしまうと考えたためです。

そこで、神さまはモーセを仲介者として、イスラエルの人たちに話をなさいました。それと同じように、救い主であるイエスさまは、私たちと神さまをつないでくださいます。あなたは弱いかも知れない、不完全かも知れない。しかし、あなたの祈りは父なる神さまに確実に届いています。そして、神さまの祝福はあなたに豊かに注がれています。

「イエスさまのお名前によって祈ります」というのは、単なる呪文ではありません。イエスさまが、私たちと神さまとをつなぐ架け橋になってくださっているという意味です。

取りなし手

神さまによって律法を与えられたイスラエルは、その後も繰り返し神さまに逆らい続けました。そして、そのたびに、教育的指導として、激しいさばきが襲いました。本当であれば、その場でイスラエルが全滅してもおかしくない状況でしたが、モーセは自分の命をかけて、必死にイスラエルの赦しを願って祈りました(出エジプト32:1-14など)。

救い主イエスさまも同じです。イエスさまも私たちの罪が赦されるように、必死で取りなしてくださいました。それどころか、ご自分が十字架にかかり、罪の罰を受けることにより、のろいが私たちに降りかかることがないようにしてくださいました。

まとめ

イエスさまはあなたと神さまをしっかりとつないでくださっています。そこから大きな励ましや勇気をいただきましょう。

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