安心が欲しいとき

トップページ聖書のメッセージ集2015年 > このページ


第1サムエル記28章3〜20節

(2015.3.8)

参考資料

3節の霊媒と口寄せとは同じようなもので、死人の霊を呼び出して吉凶を占いました。

6節の「ウリム」は、大祭司が用いたくじのようなもので、通常「トンミム」とセットで、神さまのみこころを知るために用いられました(詳細不明)。

18節は、サウルが、モーセの律法で祭司しかささげることを認められていない犠牲を代わりにささげたり、アマレク人の町を全滅させよという神さまの命令を無視して、王を捕虜にしたり、家畜を戦利品として残しておいたりしたことを指しています

19節の「私といっしょになる」とは死ぬということ。

聖書からのメッセージ

イントロ

大きな戦いを前にして、サウル王は不安でいっぱいでした。私たちも不安にさいなまれることがあります。そんなとき、サウルのような間違った対処をしないよう気をつけなければなりません。

1.サウルの失敗

ペリシテ人との戦い

ペリシテ軍が大挙して北上し、シュネムに布陣しました。これを迎え撃つために、イスラエル軍もギルボア山に布陣しました。ところが、ペリシテ軍が大軍なのを見て恐れを感じたサウル王は、祭司や預言者に命じて、どのように戦ったら良いか、神さまのみこころを求めます。ところが、何のお告げもありません。

それは、サウルが神さまのみこころに逆らい(→参考資料)、しかも悔い改めようとしなかったため、神さまがサウルから離れてしまわれたからです。

霊媒師の元へ

どうしても「必ず戦いに勝つ」という保証を得て安心したいサウルは、エン・ドルに住む霊媒師の女性の元を尋ねます。

モーセの律法では、霊媒をしたり、霊媒師に頼ったりすることは禁じられています(レビ19:31や申命18:10-11など)。そこで、サウルも、霊媒禁止令を出していました。

ところが、その禁止令を発布した本人が、霊媒師に頼ってしまったわけです。それだけ不安でたまらなかったのでしょう。

残酷な宣告

霊媒師は、サウルの求めに応じて、預言者サムエルの霊を呼び出しました。これがサムエル本人なのか、それとも悪霊が化けたものなのかは分かりませんが、その言葉はサムエルが生きていた時に語っていたのと同じものでした。すなわち、サウルの不従順の故に、神さまはサウルの元を離れ、王位はダビデが継ぐということです。

それどころか、明日の戦いでサウルも息子たちも死んでしまうという宣告までされてしまいました。安心が欲しくて霊媒に頼ったのに、かえって絶望させられてしまったというのは、何という皮肉でしょうか。

2.私たちへの教訓

霊媒や占いやまじないは罪だと知る

霊媒というと、日本では恐山の「いたこ」が思い起こされますが、そこまでおどろおどろしくなくても、占いやまじないの類いは老若男女を問わず非常にはやっています。
  • 朝の情報番組を見ると、必ずと言っていいほど「今日の占い」のコーナーがありますし、いろいろな雑誌にも載っています。
  • 血液型性格判定も、姓名判断も、実質は占いです。
  • ラッキーカラーやラッキーアイテムにこだわったり、パワースポット巡りをしたりというのもまじないの一種です。
  • 方角を気にしたり、大安や仏滅などの日を気にしたり、厄年を気にしたりするのもまじないの一種です。
  • 私が子どもの頃には、こっくりさんという遊びがはやっていましたが、あれも霊媒の一種ですね。
日本では、遊び感覚で占いやまじないが行なわれています。これらに対して、私たちクリスチャンはどのような態度を取るべきでしょうか。

霊媒や占いやまじないを行なったり、これに頼ったりすることは、モーセの律法(レビ19:31や申命18:10-11など)で禁じられていました。それは、本来はそういうものではなく神さまに頼らなければならないからです。神さま以上に何かを信頼することは、偶像礼拝です。

「人々があなたがたに、『霊媒や、さえずり、ささやく口寄せに尋ねよ』と言うとき、民は自分の神に尋ねなければならない。生きている者のために、死人に伺いを立てなければならないのか」(イザヤ8:19)。

霊媒や占いではなく、神さまに信頼すべきだというのは、モーセの律法が終わった現代でも同じです。占いやまじないを行なうことは、神さまに対する不信仰です。いじめやセクハラをしておいて、「遊び感覚でからかっただけだ」という言い訳をしても通用しないように、たとえ遊びでも、霊媒や占いやまじないは罪です。

サタンに警戒する

そして、霊媒・占い・まじないなどの背後には、サタンと悪霊たちの働きがあることを知らなければなりません。

使徒16章で、ピリピの町を訪れたパウロは、占いをする女性と出会いました。パウロが彼女に取り憑いていた悪霊を追い出すと、彼女は占いができなくなってしまいました。悪霊が彼女に占いをする力を与えていたからです。

サタンや悪霊の目的の一つは、私たちと神さまの仲を引き裂くことです。そのためだったら、一見すばらしいものを私たちに与えることさえします。サタンの戦略は、良いものを私たちに与えることで、より良いものを私たちから奪うことです。
  • 不正な方法で今より多くのお金を手に入れるように誘惑することで、もっと大切な社会的信用を失わせようとします。
  • 薬物による一時的な興奮を手に入れるように誘惑することで、もっと大切な健康を失わせようとします。
  • 不倫による一時的な快楽を手に入れるよう誘惑することで、もっと大切な家族を失わせようとします。
  • 怒りを爆発させて鬱憤晴らしをするよう誘惑することで、もっと大切な人間関係を失わせようとします。
サタンが占いやまじないをするよう誘惑するのも、同じ理由です。人が占いやまじないにはまるのは、何かの方向性を示してもらったり、今のままでいいと保証されたりすることで、安心が欲しいからでしょう。そこで、占いやまじないなどでお手軽に安心を得るよう誘惑することで、サタンはもっと大切な神さまとの信頼関係を失わせようとするのです。

サタンは詐欺師と同じで、いかにも怪しい姿であなたに近づいたりはしません。聖書も「サタンは光の御使いに変装する」(第2コリント11:14)と警告していますから、だまされてはなりません。

たとえ誰かが預言が与えられたと言って、「聖書の神が、イエス・キリストが、聖霊がこう語られる」というふうに語っても、それが聖書に矛盾しないかどうか、特にイエス・キリストのご性質やみわざを否定していないかどうかは、いつも吟味しなければなりません(第1ヨハネ4:1)。

ましてや、どんなに安心が欲しいと思っても、たとえ遊びであっても、占いやまじないに手を出してはいけません。最初は遊びでも、案外心がそれに振り回されるものですし、だんだんとエスカレートしていきかねません。

神さまにより頼もう

神さまはサウルの元を離れましたが、幸いなことに、イエス・キリストを信じたあなたから、神さまは決して離れません。ですから、霊媒や占いやまじないなどに頼る必要は全くありません。

私たちには、神さまという確かな安心の土台があります。神さまは、イエス・キリストを犠牲になさるほどに、あなたのことを愛してくださいました。そして、神さまは全知全能、不可能なことが何一つないお方です。その愛と力と知恵に満ちた神さまがついておられるのですから、あなたの人生は必ず大丈夫です。

それを信じていたパウロもこう語りました。「兄弟たちよ。私たちがアジヤで会った苦しみについて、ぜひ知っておいてください。私たちは、非常に激しい、耐えられないほどの圧迫を受け、ついにいのちさえも危くなり、ほんとうに、自分の心の中で死を覚悟しました。これは、もはや自分自身を頼まず、死者をよみがえらせてくださる神により頼む者となるためでした。ところが神は、これほどの大きな死の危険から、私たちを救い出してくださいました。また将来も救い出してくださいます。なおも救い出してくださるという望みを、私たちはこの神に置いているのです」(第2コリント1:8-10)

不安に駆られたときには、「私は、愛に満ち、力と知恵に満ちた神さまに信頼する」と宣言しましょう。

そして、神さまの導きを求めましょう。神さまのみこころは、聖書を通して私たちに示されています。祈りながら聖書を読みましょう。ただし、困ったときだけ聖書を開くというのではなく、普段から聖書に親しみ、心の中に蓄えておくことをお勧めします。

もちろん、罪を犯して放っておくと、私たちと神さまとの関係はおかしくなってしまいます。神さまの側では私たちを離れなくても、私たちの心が神さまの方を向いていませんから、神さまの導きを敏感に悟ることができなくなります。ですから、罪を示されたら、すぐに悔い改め、イエス・キリストの十字架によって赦されていることを確認し、改めて神さまに従う決心をしましょう。

まとめ

私たちの安心の土台は、聖書の神さまです。神さまに信頼することで、様々な不安を乗り越え、安心と確信を得ましょう。

あなた自身への適用のためのディスカッションガイド


Copyright(c) 2015 Nakadoori Community Church All Rights Reserved.