失敗ビデオ鑑賞会

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(2006.10.15)

テレビ伝道番組「ハーベストタイム」の中川健一先生は、以前の番組で、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの箇所をメッセージなさいました(ダニエル書3章)。ネブカデネザル王が造った金の像を拝まなかった3人は、燃える炉の中に投げ込まれました。しかし、彼らの体は全く害を受けず、しかも炎の中に4人目の人が見えました。王は3人を炎の中から呼び出し、彼らを救った神をほめたたえたという箇所です。

この場面をドラマチックに描写しながら語っていた中川先生は、どういうわけか、こんなふうに言ってしまいました。「その時、王は炎に向かって叫びました。『ダニエルよ、出てきなさい!』」。

ダニエルは、別の箇所で、ライオンの穴の中に投げ込まれて助かった人です。もちろん、中川先生はダニエル書を何度も何度も説教しておられますから、そんなことは百も承知。単なる言い間違いです。しかし、それが収録されてしまい、後で指摘を受けて間違いに気づかれたのです。

中川先生は後にこうおっしゃっています。「私はあれから、あのダニエル書のメッセージビデオを、一度も見ていません。見ようとも思いません」。

しかし、私たちは、過去の「失敗ビデオ」を、何度も心の倉庫の中から取りだして、観賞してしまうのではないでしょうか。そして、何度も何度も惨めな気持ちになってしまうのです。

「さあ、またあのビデオ見ようぜ!」という悪魔の声に聞き従ってはいけません。イエスさまの十字架によって、私たちのすべての罪は赦されています。神さまはもう忘れておられるのですから、私たちも、次への教訓だけ学び取って、あとはきれいさっぱり忘れてしまいましょう。

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