当然のことを感謝してみよう

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(2008.5.4)

5月5日は、私たち夫婦の結婚記念日ですが、今回で20周年を迎えます。磁器婚式とか陶器婚式とか言うらしいですね。おかげさまで、未だに新婚のようにアツアツであります……おっと、のろけちゃいました(笑)。

さて、先日インターネット上のアンケートで、「夫婦がいつまでも仲良く暮らすための秘訣」を、実際に何年もアツアツのまま暮らしている夫婦に尋ねたものが公開されました。堂々の第1位は、「してもらったことについて、言葉で感謝を表す」だそうです。

ところが、家族に対して「ありがとう」と言うのは、けっこう難しいようです。一つには、「言わなくても分かるだろう」という甘えがあるから。でも、超能力者じゃないのだから、言わないと分かりません。それに、たとえ分かっていたとしても、やっぱり言葉に出して「ありがとう」と言われると、嬉しいものですよね。

そして、「ありがとう」が言えないのは、「やって当然」とどこかで思っているからです。「ありがとう」は「有り難し」から来ています。「あり得ないようなことをしていただいた」という感動から出てくる言葉ですから、「やって当然」と思っていたら感謝なんかできないのです。

料理を作って当然、お茶を入れて当然、洗濯をして当然、掃除をして当然、ゴミ出しをして当然、仕事に行って給料を稼いでくるのは当然……と思えば、いちいち感動もしないし、「当然」感謝もしませんね。でも、実は当然ではないということが、相手を失って初めて分かるというのでは、あまりにも悲しすぎます。

聖書は、「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」(ピリピ2:3)と勧めています。夫婦はもちろん、親子でも職場でも、「当然」と思えることを、「これは当然ではない。この人が私を愛してくれている証拠だ」と思い、あえて感謝の言葉を口にしてみましょう。

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