ハーモニカで国歌を吹くには

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(2009.3.15)

インドでのお話。宣教師の子どもが、泣きながら帰ってきました。彼の手には、新しいハーモニカが握られていました。お母さんが泣いているわけを尋ねると、その子はこんなふうに訴えました。「僕、だまされたんだ。このハーモニカ、いくら吹いてもイギリスの国歌にならないんだもの」。

ハーモニカを売っていた人が上手にイギリス国家を演奏していたから、自分もこれを使えばすぐに演奏できると思っていたのでしょうね。

もちろん、ハーモニカでイギリス国歌を吹くには、練習が必要です。同じように、クリスチャン生活にも「練習」が必要だということを、皆さんはご存じでしょうか。

イエスさまは3年半の間、寝起きを共にしながら弟子たちを訓練なさいました。祈り方、聖書解釈の仕方、病人のいやし方、悪霊の追い出し方、そして愛の表し方……。弟子たちは一つ一つイエスさまから見よう見まねで学んでいきました。実践練習です。

現代は、説明や知識が重んじられ、逆に訓練や練習といったことが軽んじられている時代ではないでしょうか。教会が、礼拝式やその他のさまざまな集会への出席、あるいは交わりや奉仕グループへの参加を勧めるのも、他のクリスチャンの様子を観察したり、実際に自分でもやってみたりすることによって、多くのことを学ぶことができるようになるためです。

ところで、「クリスチャンとして生きる自信がないので、イエスさまを信じる決心がつきません」とおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。もし、あなたがそんなふうに思って、信じるのを躊躇なさっていらっしゃるなら、どうか心配なさらないでください。神さまの助けをいただきながら、これから少しずつ身に付けていけばいいことなんです。

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