黄色いバラ

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(2009.6.7)

牧師の中には、普段人間と触れ合う機会が多いせいか、もの言わぬ植物の世話をするのが趣味という方がけっこう多いんです。これはある牧師の体験談です。
2年前、私は庭の片隅にバラの木を植えました。それは黄色い花を咲かせるはずでした。ところが、そのバラの木はただ一つの花さえ咲かせませんでした。

そこで私は、バラの木を買った花屋に「どうして、このバラの木は少しも花を咲かせてくれないんでしょうか」と尋ねてみました。「私は、注意深く栽培したつもりなんですよ。毎朝欠かさず水をやり、肥料もやりました。実際、バラの木自体は大変良く成長しています」。

「ああ、だから咲かないんですよ」と、花屋は言いました。「この種のバラには、できるだけやせた土地がいいんです。砂地みたいなね。肥料は決してやってはいけません。木の周りの肥えた土は取ってしまって、代わりに砂利と砂をたくさん含んだ土を入れてやってください。そうそう、木の枝は思いっ切り刈り込むんですよ。そうすれば花が咲きます」。

私はその通りにしてみました。すると、あのバラの木たちは、この上もない美しい黄色い花を咲かせてくれました。
私たちの人生にも、通ずるものがありそうです。神さまの手にかかると、ときに悩みは、あなたの人生に豊かな美しい花をもたらします。

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