ハイジの祈り

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(2009.10.4)

「アルプスの少女ハイジ」を、皆さんご存知でしょう。日本ではもしかしたらアニメの方が有名かも知れませんが、原作にこんな話が載っています。

ハイジはクララの相手をするために、アルムからフランクフルトのお屋敷に連れて来られます。そこで初めて白パンを口にします。ハイジは、いつも硬い黒パンばかり食べているペーターのおばあさんに、この白パンを食べさせてあげたいと思いました。そこで、白パンを持って屋敷を抜け出そうとするのですが、失敗してしましました。

それを知った大奥さま(クララのおばあさん)は、「つらいとき、困ったときは、神さまにお祈りしなさい」とハイジに言いました。ハイジは真剣にお祈りしますが、いつまでたっても状況が変わらないので、やがて祈るのをやめてしまいます。しかし大奥さまは「神さまは私たちよりもっといい計画をお持ちなのだから、途中でやめてはだめ」とハイジを諭しました。

やがてホームシックのため夢遊病にかかってしまったハイジは、やっとアルムの山に帰ることができました。すると、ハイジ宛に郵便が届きます。そこには、今までのハイジの働きに対する感謝として、クララのお父さんから贈られた大金が入っていました。ハイジは言いました。「これでペーターのおばあさんに白パンを買ってあげられるわ。しかも何年分も! あの時、お祈りをやめなくてよかった!」

ハイジは神さまに感謝の祈りをささげ、そのままの姿勢で眠ってしまいました。頑固者で何年も礼拝に参加していなかったおじいさんは、その姿に悔い改め、翌週ハイジと二人で礼拝に出かけました。神さまが下さったのは、白パンだけではなかったのですね。

そうです。神さまは、あなたよりも良い計画をお持ちです。ですから、あきらめないで。

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