喜ぶ者と共に

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(2009.10.18)

オスカー・ワイルドがこんな物語を書きました。

悪魔が砂漠に住む聖なる隠者の所にやって来ました。すると、手下どもが一生懸命彼を誘惑していました。手下どもは、隠者を肉欲で誘惑しようとあの手この手を使っていましたが、隠者は決して揺るがされず、それらをすべて払いのけていました。

悪魔はあきれて言いました。「お前たちのやり方は露骨過ぎるんだよ。どれ、任せてごらん」。悪魔は隠者の耳元にそっとささやきました。「あの兄弟がアレキサンドリアの司教になったそうだね」。すると、穏やかな隠者の顔が、見る見る嫉妬にゆがみ始めました。悪魔は手下どもに言いました。「な? この手に限るんだよ」。

(参考資料:J・ドレッシャー「若い牧師・教会リーダーのための14章」いのちのことば社)

「泣く者と共に泣き、喜ぶ者と共に喜べ」とパウロは教えました(ローマ12:15)。共に泣くことは、それほど難しいことでないかもしれません。しかし、他の人が成功したり祝福されたりするのを見ると、それが自分も成功したいと思っている事柄ならなおさら、なかなか素直に喜べないものではないでしょうか。

嫉妬の背後には、自信のなさが横たわっているようです。他の人との比較でしか自信を保てないような変なプライドではなく、自分は今このままで神に愛されたすばらしい存在であるという、真の意味でのプライドを身につけていきたいものです。

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