まずは家の食事から

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(2009.11.29)

栗原はるみさんといえば、本を何十冊もお出しになる程の売れっ子料理研究家です。元々は普通の主婦でしたが、「あの家の料理はおいしい」と知人の間で評判になり、やがてマスコミの取材を受けるようになって、料理研究家としての仕事が始まりました。

栗本さんの料理の本は、家庭料理を中心とした、オリジナル・アイデア料理を紹介したレシピ本です。ある番組で、司会者に「1冊、2冊なら分かるけれど、何十冊分もどうやってアイデアを出されるのですか?」と尋ねられますと、栗原さんは「私の場合は、まず主婦として、家の料理をきちんと作ることです」とお答えになりました。

「家の料理を三度三度きちんと作ると、どうしても余り物が出ます。それをどうしようかと考えるのです。もちろんあまりおいしくないものができることもありますが、なかなかの惣菜やデザートができあがることもあって、そうやって次々と新しいアイデア料理が誕生するというわけです。本のためにと思って考えようとしてもだめですね」。栗原さんはそうおっしゃいます。

こういう話を聞くとすぐに「お、ショートエッセイに使える」と思ってしまうのが私の悪い癖なのですが、これなども栗原さんの料理と一緒かなあなんて思うのです。コンピュータを前にして、「さあショートエッセイを書くぞ」なんて思っているときには、ちっともアイデアは浮かんできませんが、自分の楽しみや勉強のために本を読んだり、TVを見たり、ラジオを聴いたりしているとき、「お、これ使える」というようなアイデアにぶつかります。

さてさて、今回は教訓めいたことを何も書きませんでしたが、あなたはこの栗原さんの話から、どんな教訓を引き出されましたか?

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