角の生えない病気

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(2010.2.21)

アフリカのある村に、奇妙な遺伝病がありました。それは、額に角のようなこぶができるという病気で、一人の例外もなく、その村の人の額に角が生えていました。

さて、その村に宣教師が一人やってきました。彼は村長から宣教の許可をもらったのですが、やがて村人たちが自分のことを奇妙な目で見ていることに気がつきます。最初は自分の肌や目の色が違うからかなあと思っていたのですが、彼らの目はどうも自分の額に注がれているようです。

だんだんと宣教師は不思議な気分になってきました。最初のうちは、村人たちの方が「角の生える病気」なんだと思っていたのですが、村での生活が長くなるに従って、自分の方が「角の生えない病気」にかかっているんじゃないかという気になってきたというのです。

ある無神論の精神科医が、回心したあとでこう言いました。「以前は、神なんか信じて、教会に行ったり、祈ったりしている連中は異常なんだと思っていました。でも、間違いに気がつきました。異常なのは私の方で、神を信じるその人たちの方こそ正常だったのです」。

クリスチャン人口の極めて低いこの国で、いつの間にかあなたも「角の生えない病気」なんだと思いこまされてはいませんでしたか?

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