そっちこそ!

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(2011.7.24)

まだレーダーや無線がなかった時代の話です。イギリス海軍の戦艦が霧の中を航行していました。すると、前方に明かりが見えました。戦艦の進路上に別の船がいて、こちらに向かっているに違いありません。このままでは衝突してしまうかもしれません。そこで、艦長は相手の船に向かって発光信号を送らせました。「このままでは衝突する。直ちに進路を変えよ」。

すると、相手の船から発光信号が返ってきました。「そちらが進路を変えよ」。

艦長は頭に来ました。そして再び信号を送りつけました。「この船はイギリス海軍の軍艦であり、大艦隊の旗艦である。そちらが進路を変えるべきである」。

すると、相手はこう返事をしました。「それがどうした!」

怒髪天に昇るとはこのことです。かっかと頭に血が上った艦長は、相手に船名と船長名を明かすようにと信号を送りました。ですが、相手から送られてきた信号に、今度は肝を冷やすことになります。曰く、「こちらは灯台である。そして私は灯台守の某である。貴艦はこのままでは座礁して沈没することになる。分かったらとっとと進路を変えよ」。

私たちの時代も、そして私たち自身も、実はとんでもない方向に進んでいるのかもしれません。「悔い改め」とは、「方向転換する」という意味です。私たちも、天地を造られたまことの神さまを認め、まことの神さまをあがめ、まことの神さまに従う方向に、人生を大きく転換する必要があるのではないでしょうか。

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