ちぎれたベルト

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(2011.7.31)

中国での話。最近、奥さんが教会に行くようになったことをおもしろく思っていない男性がいました。

ある時、集会に出席した奥さんの帰りがちょっと遅くなったため、ついに彼はキレてしまいました。「いったい、何時だと思ってるんだ!」と、彼はズボンのベルトを抜いて、それで奥さんを鞭のように激しく打ち叩き始めました。「このベルトがちぎれるまで叩いてやる。覚悟しろ!」

すると、不思議なことに、そう言ったとたんベルトがちぎれてしまいました。そのことも驚きでしたが、彼をもっと驚かせたのは、奥さんが全く無抵抗だったことです。彼女は痛みに耐えながら、静かに祈りを捧げていたのです。以前の彼女からは全く想像できない姿でした。

その夜、ご主人はなかなか寝付くことができませんでした。後悔と羞恥心と罪責感で心がいっぱいでした。そこで、ついに彼は奥さんを起こして「赦して欲しい」と言いました。「でも、いくら神さまでも、こんな悪い男は赦してもらえないのではないだろうか」。

しかし、奥さんは目にいっぱい涙をためてこう言いました。「あなた。神さまはこんな私でも愛してくださっているのよ」。そして、奥さんは人間の罪を赦すために十字架にかかり、復活したイエス・キリストについてご主人に話をしました。

ご主人の心に、自分もキリストを信じて生まれ変わりたいという願いがわき起こってきました。奥さんは言いました。「一緒に祈りましょう」。彼は素直にうなずきました。

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