舌だけ、耳だけ

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(2012.2.19)

「ねえ、先生」。ある日曜日の礼拝後、一人の男性が牧師を捕まえてこう言いました。「昨晩夢を見ましてね。私は天使に連れられて天国に行ったんですよ。すると、花びらのようにひらひらしているものがたくさんありました。それは牧師さんたちの舌でしたよ」。

つまりは、牧師は口ばっかりだという痛烈な皮肉です。しかし、その牧師、にっこり笑ってやり返しました。

「おや、奇遇ですね。私も昨夜は天国の夢を見たんですよ。すると蝶のようなものがひらひら飛んでいるので、天使にあれは何かと尋ねたら、『あれは礼拝に来ていた人たちの耳だ』と言うではありませんか」。

こういう話は徳を高めないのですが(だったら書くなって)、ついつい傲慢になってしまう自分への戒めとして……。言うだけ、聞くだけ……ああ、自分のことを言われているようで耳が痛い。そして、そういう私の全身を救ってくださるイエスさまの恵みの大きさに感謝!

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