夢の学力テスト

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(2012.4.22)

教育心理学の研究者が、ある学校のあるクラスを無作為に選んで、子どもたちに知能テストを受けてもらいました。クラスの子どもたちには黙っていましたが、担任の先生には、「このテストは最新型で、半年後の成績の伸びが分かるのです」と説明しました。

テスト後、研究者は再びこの学校を訪れ、5人の子どもの名前を挙げて、「この子どもたちは、潜在能力が突出して高いことが分かりました。これからぐんぐんと成績が上がっていきます」と告げました。この5人は、元々成績が良い子もいれば、下から数えた方が早い子もいましたが、実際に全員成績が大いに伸びたのです。いやあ、すごいテストができたものです!

しかし、実はこの5人というのは、テストの結果で選ばれたわけではありません。サイコロを振って適当に選ばれた子どもたちでした。しかもこのテスト自体も、町の本屋で買えるような普通の学力テストです。では、どうして成績の伸びが予言できたのでしょうか。

犯人(?)は担任の先生です。「この子どもたちは潜在能力が高い。必ず伸びる」と、偉い学者に言われたものだから、それをすっかり信じてしまいました。だから、指導したり、普段何気なく触れ合ったりするとき、微妙に他の子どもたちに対するのとは態度が違っていたのでしょう。その結果、5人の子どもたちは、無意識に「自分はできる子だ」と信じるようになり、実力を十二分に発揮した結果、成績が伸びたのだと考えられます。

要するに、この実験は、どんな子どもにもすばらしい潜在能力があって、回りの大人が「この子はすごい子だ」と信じるだけで、その潜在能力が引き出されるんだということを示したものです。

神さまは、私たちに大きな祝福の種をくださっています。しかし、私たちの側が「どうせだめだ」という意識・無意識の信念を持ってしまうと、せっかくの祝福の種を窒息させてしまいます。さらに、否定的な信念は、この実験のように、自分自身を窒息させるだけでなく、周りの人の可能性をも窒息させてしまいます。

神さまが評価なさるように、自分や周りの人を評価しましょう。神さまはあなたのことを、あるいはあの人のことを「どうがんばってもだめだ。呪われている」とおっしゃっておられるでしょうか? いいえ。神さまはあなたを祝福しておられます。すばらしい存在(すなわち神の子ども)だとおっしゃっています。あなたの内側には天国が存在するとさえおっしゃっています。

それを信じるとき、考えられないような祝福が現実のものになっていきます。

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