フライド・ビーンズ・サプライズ

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(2012.5.6)

ある男性は、フライド・ビーンズが大好き。ところが、一つ問題がありました。フライド・ビーンズを食べると、それはそれは臭いおならが出てしまうのです。奥さんは困り果て、ついに彼に二度とフライド・ビーンズを食べないと約束させました。

さて、彼の誕生日がやってきました。彼は、「今日は特別だ」と勝手な理屈をつけ、奥さんに黙ってレストランに行きました。そして、おなかいっぱい例の豆を食べたのでした。

帰宅すると、奥さんが「ハニー。今日はあなたの誕生日だから、サプライズ計画があるの」と言い、彼に目隠しをしました。サプライズとは「びっくり」という意味ですが、アメリカでは、誰かの誕生日や結婚記念日などに、その人に内緒でパーティを計画したり、思いも寄らないプレゼントを贈ってびっくりさせるというようなことを行なうようです。

この奥さんは、目隠しをした夫を居間に残していなくなりました。足音から推察するに、どうやら台所方面に移動したようでした。「ははーん。さては誕生日だということで、今日だけは特別にフライド・ビーンズを食べさせてくれる気だな」。彼はうれしくなりました。

ところが、さっきたらふくフライド・ビーンズを食べたものだから、急におならがしたくてたまらなくなりました。でも、もししてしまったら、そのきつい臭いで、フライド・ビーンズを黙って食べたことが奥さんにばれてしまうことでしょう。そうしたら、奥さんは気を悪くするに違いありません。

彼は、一生懸命我慢しようとしました。しかし、そこは生理現象。そんなに我慢できるはずもありません。せっぱ詰まったあげく、名案を思いつきました。

彼はプ〜ッと放屁すると、ハンカチを取り出してパタパタとあおぎ始めました。またプ〜ッとやってパタパタパタ。プ〜ッ、パタパタ。プ〜ッ、パタパタ……。

と、奥さんから声がかかりました。「ハニー。もう目隠しをとってもいいわよ」。どことなく、笑いをかみ殺したような声。おそるおそる目隠しを取ってみると、居間には友人・知人が勢揃いしていて、「サプラ〜イズ!」 そして、みんな大爆笑。

他人が見ていないと思うと、人は変なことでもできてしまうものですね。しかし、神さまはすべてをごらんになっています。どきっ。

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