祈りの焦点

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マタイによる福音書6章7〜13節

(2009.7.5)

該当の聖句を読んでみて、分からない単語や言い回し、複数の意味に取れる表現、疑問に思ったことなどはありませんか?

この聖句は、この書全体の中で、どういう位置を占めていますか? 前後を読んだり、参考書を調べたりして、記者の論理の流れをつかみましょう。また、この書の書かれた歴史的、地理的背景も調べましょう。

この箇所は、私たちにどんな教訓やチャレンジを与えていますか?

イントロ

祈りが豊かになることが、クリスチャン生活を、霊的にも、精神的にも、物質的にも、社会的にも、あらゆる面において祝福される秘訣です。今日の箇所で、イエスさまは、私たちに祈りを豊かにする最重要ポイントを教えてくださっています。

1.神について知ろう

天の父よ

イエスさまは、「主の祈り」の最初に、神さまに向かって「天の父よ」と呼びかけました。

祈りにおいて大切なことは、何を祈るかではなくて、誰に向かって祈るかです。もちろん、私たちは自分が抱えている問題や必要について祈り求めます。しかし、最も大切なのは、祈りを聞いてくださるお方に私たちの心の目を向けることです。

信仰は神観しだい

私たちの祈りは、私たちが神さまをどんな方だと考えているか(神観)にかかっています。私たちの神観が、私たちの信仰を方向付けると言ってもいいでしょう。

「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には、報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです」(ヘブル11:6)。

「日ごとの糧を今日も与えたまえ」と祈るのは、神さまは私たちの必要をご存じで、私たちを養ってくださる、そういうお方だと信じているからです。

「私たちの負い目を赦してください……」と祈るのは、神さまはイエスさまの十字架によって私たちの罪を完全に赦し、さらに人を赦す力まで与えてくださる、そういうお方だと信じているからです。

「私たちを試みに会わせず……」と祈るのは、神さまは悪魔よりも、問題よりもはるかに大きく強いお方であって、この世の一切を支配し、コントロールすることができる方だと信じているからです。

神観が、私たちの信仰を方向付け、そして神さまに対する信仰の質が、私たちの祈りを豊かにも貧しくもします。

偶像を造るな

あなたは、神さまはどんなお方だと思っていますか?

聖書は「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない」(出エジプト20:4)と命じています。たとえ、木や石で神さまの像を造らなくても、心の中で、自分勝手に「神さまはこういうお方だ」と、本当の神さまの実態から外れた「神さまイメージ」を描いているなら、それは偶像と同じです。偶像とは、作者の心の中にある「神さまイメージ」を具体的に表現したもの作品だからです。

そして、私たちは皆、神さまの実態とは違うイメージを抱いています。どんなに信仰が大きな人でも、有限の頭脳で神さまのすばらしさを思い描ききることはできません。

ですから、常に聖書を通して、私たちの中の誤った神さまイメージを自覚し、修正していきましょう。それがあなたの信仰を強め、さらにそれがあなたの祈りを豊かにします。

2.神を賛美し感謝しよう

神に焦点を合わせた祈りをすると

私たちの祈りが神さまに焦点を合わせ始めると、祈りの内容も自然と変化していきます。「あーしてください、こーしてください」の前に、神さまのすばらしさに感動し、感謝や賛美が生まれるのです。イエスさまも、主の祈りで父なる神さまに呼びかけ、心の目を神さまに向けた直後、「御名があがめられますように」と、神さまを賛美しています。

祈りについての提案

提案ですが、祈るとき、リクエストを並べる前に、賛美や感謝の祈りを捧げるようにしてみてはどうでしょうか。

すると、神さまにお願いしようと思っていた問題の多くが、実は問題ではないということに気づいたり、お願いする前に、すでに「大丈夫だ」という確信に満たされることも多いのです。そして、本当に祈らなければならない問題が見えてきて、焦点を絞った祈りができるようにもなるでしょう。

賛美と感謝は信仰を増し加える

そして、賛美や感謝の祈りは、神さまがお聞きになるだけでなく、あなた自身の耳にも入ります。すると、その声によって神さまイメージがさらに豊かに、そして強固になっていきます。その結果、ますます大きな祈り、大胆な祈りができるようになっていきます。

3.神の臨在を求めよう

神に焦点を合わせた祈りをすると

祈りの焦点が神さまだと分かり、賛美と感謝が祈りの中心になると、もっとも切実なリクエストが、「神さま。あなたが私とともにいてくださることを、いつも確信させていてください」という、臨在を求める祈りに変わっていきます。

どんな状況の中にあっても、いつも喜びと平安と力に満ちるその秘密は、「神さまが私とともにいる」という臨在「感」を与えられていることです。八方ふさがりだけれど、すべてを支配しておられる神さまが一緒にいると信じることができたら、意気消沈することなく、かえって勇気と希望に満ちあふれることでしょう。

詩篇23篇

詩篇の中で、おそらくもっとも有名なのは23篇でしょう。その中で中心的なフレーズは、構造の面でも、内容の面でも「あなたが私と共におられますから」です。

良い羊飼い、強い羊飼い、賢い羊飼い、優しい羊飼いがいつも一緒にいてくれるから、羊たちは乏しいことがないし、おなかいっぱいでいられるし、のどの渇きもいやされるし、獣や盗賊が襲ってくるような危険な道でも安心していられるし、的の前でも余裕でいられるのです。神さまが共におられるから。

神が共におられるように

神さまは、私たちとともにいると約束してくださいました。イエスさまは私たちを「捨てて孤児とはしない」と約束しておられますし、聖霊なる神さまは、共にいるどころか、私たちの内に住んでくださっています。問題は私たちの感覚の方です。

いつも私たちの目が開かれ、神さまと共にあるのだということを確信することができるように、助けを祈りましょう。そのとき、私たちの祈りは、豊かにされます。

まとめ

神さまに焦点を合わせた祈りを心がけましょう。それが私たちの祈りを豊かにし、結果としてクリスチャン生活も豊かになります。

あなたは、ここからどんなチャレンジを受けていますか? この箇所を読んで、生活や態度をどのように変えるよう示されていますか? 何を決心しましたか? 抽象化しないで、具体的に表現しましょう。

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