準備はOKですか?

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マタイによる福音書24章45〜51節

(2009.12.6)

該当の聖句を読んでみて、分からない単語や言い回し、複数の意味に取れる表現、疑問に思ったことなどはありませんか?

この聖句は、この書全体の中で、どういう位置を占めていますか? 前後を読んだり、参考書を調べたりして、記者の論理の流れをつかみましょう。また、この書の書かれた歴史的、地理的背景も調べましょう。

この箇所は、私たちにどんな教訓やチャレンジを与えていますか?

イントロ

世の終わりをどのようにとらえるかは、現在の私たちの生き方に大きな影響を与えます。世の終わりを信じる私たちは、どのような生き方をするでしょうか。

1.すばらしい祝福を期待する

八方ふさがり

現代は、幸せな未来をなかなか信じられない時代です。差し迫った危険というわけではないにしても、個人の生活も、この国も、世界も、だんだんと状況が難しくなっていくのではないかという、「漠然とした不安」が漂っています。

あなたは、自分の将来に対して、楽観的に考えていらっしゃいますか? 「いろいろ問題はやってくるだろう。でも、必ず何とかなる」というふうに。それとも……。

すばらしい未来

聖書はというと、2つの可能性を示しているようです。一つは、破壊、破滅、悲しみ、虚しさ、絶望、死というイメージの暗い未来。そしてもう一つは、成長、完成、喜び、感動、希望、いのちというイメージの明るい未来。

そして、そのどちらを招くかは、私たちが自由に選ぶことができます。イエスさまが私たちにぜひ受け取って欲しいと願っておられるのは、もちろんすばらしい祝福に満ちた明るい未来です。「私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい」(申命30:19)

大切な友だちの結婚披露宴に出席したことがおありだと思います。それはとてもすばらしいひとときです。喜びに満ちあふれた時間です。25:1以降で、イエスさまは、世の終わりを結婚披露宴にたとえています。私たちクリスチャンを待っている世の終わりは、恐ろしい破滅ではなく、喜びと感動に満ちた世界です。

期待しよう

そして、それが絵に描いた餅ではなく、実際に私たちのものになるように、神さまはそれを計画し、準備して待っていてくださいます。

今のあなたがどんな状況にいらっしゃるとしても、あなたは必ず祝福され、喜びと感動に満ちた人生を味わうことができます。それは、死んだ後だけではありません。イエスさまは「天国は、あなた方の中にある」とおっしゃいました。生きている今、私たちは天国の喜びを体験できます。

だから、問題がやってきて、絶望しそうになったり、悲しみに心がふさがれそうになったりしたとき、「神さまは、私に幸せな未来を約束してくださった。だから、必ず何とかなるから大丈夫。いや、それどころか、この問題が祝福の種にだってなるんだから、絶対に大丈夫」と、自分を励ましましょう。

2.準備が必要

引き寄せの法則

「引き寄せの法則」というのが話題になりました。乱暴な言い方をすれば、「前向きな未来を思い描いていると、そういう未来が実現するような状況とか協力者とかが引き寄せられて、本当にそうなる」というものです。

確かにそういう面があるなあと、私も自分の経験から思います。

しかし、ただ「こうなったらいいなあ」と、幸せな未来を思い描くだけでは、実は幸せな未来は引き寄せられません。幸せな未来が引き寄せられる人は、ただ思い描いただけでなく、そうなるように具体的な行動を起こしているのです。

エジソン

引き寄せの法則を説明するのに、よくエジソンの逸話が使われます。エジソンは、電球を作るのに、何百という失敗を繰り返しました。しかし、どんなに馬鹿にされても、エジソンは「必ず電球はできる」と信じ続けました。そして、本当に電球を完成させたのです。

しかし、エジソンは、ただ「電球ができたらいいのに」と思い描いただけではありませんでした。失敗したら、「なぜこの材料ではうまくいかなかったのだろう」と考え、その検証に基づいて「だったらこっちの材料だとうまくいくかもしれない」と対策を考えて実践したのです。だから、成功が引き寄せられました。

神さまは、あなたにすばらしい幸せな未来を約束しています。そして、それがあなたのものとなるためには、準備が必要です。

忠実で思慮深いしもべ

今回の箇所で、旅から帰ってきた主人は、留守を任せていたしもべの忠実さや思慮深さを認めて、彼を昇進させて、さらにやり甲斐のある充実した仕事を任せました。

しかし、このしもべは「昇進したいなあ。もっとやり甲斐のある仕事がしたいなあ」と、ただ夢見ていただけでなく、忠実で思慮深いしもべだと言われるのにふさわしい仕事を、普段から怠りなく実践していたのです。

しかも、イエスさまはおっしゃいました。「そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます」(50節)。だから、昇進したしもべは、いつ主人が帰ってきて、自分の仕事ぶりを見られても大丈夫なように、普段から、こつこつと、なすべきことを行なっていました。つまり、準備ができていたのです。

イエスさまは、あなたにも幸せな未来を約束しています。そして、それを手に入れるために、今あなたがしなければならないことは何でしょうか。

3.今しなければならないこと

それでは、いつ世の終わりが来て、イエスさまが再臨なさっても慌てずにすむように、そして、この世でもあの世でも、神さまが約束しておられる、充実した、喜びと感動に満ちた人生を手に入れるためには、どんな準備をしておくと良いのでしょうか。続く25章に出てくる3つのたとえ話を見てみましょう。

賢い娘のたとえ

25:1-13です。賢い娘たちは、途中で無くなって慌てないように、余分な油を準備していました。この油とは、聖霊のことです。聖霊は、私たちに罪の赦しを確信させ、父なる神さまやイエスさまが私たちにとってどのようなお方かを教えてくださいます。

幸せな未来を実現させるために、私たちがしなければならない準備とは、神さまとの霊的な交わりを保ち続けることです。途中で油ぎれにならないように、「コンスタントに」持ち続けることが大切です。

救われたときの喜びだけで、何年も信仰生活を送っていくことは困難です。毎週の礼拝だけでも、週の半ばには息切れしてしまいます。主の祈りでも、「日ごとの糧を」求めていますね? 毎日、毎日、主イエス・キリストとの交わりの中で、新たな感動や喜びをいただく。それが私たちに必要なことです。

そうして力をいただいた私たちは、次の準備をすることができるようになります。

タラントのたとえ

25:14-30です。タラントというのは、ローマ帝国のお金の単位で、1タラントは今のお金で6000万円くらいだとお考えください。旅に出る主人は、3人のしもべに、それぞれの実力に応じてお金を配分し、それで商売をさせようとしました。

2人のしもべは、そのお金を使って商売をし、主人に喜ばれ、さらに大きな仕事を任されるようになりました。ところが、最後の一人は、ゆだねられたタラントを用いることなく、時を無駄に過ごしてしまいました。そこで、主人に叱られ、クビになってしまったのです。

このタラントという言葉から、英語のタレント、すなわち才能という言葉が生まれました。神さまが与えてくださった、様々な能力のことです。それを見出して用いること。これが、幸せな未来への準備の二つ目です。

第一の準備である、神さまとのコンスタントな交わりを実行していると、神さまが私たちのことをどんなに愛し、祝福しておられるかが分かってきます。そして、私たちが神さまの作品であって、私たちの中に、様々なすばらしい能力を与えてくださっていることが分かってきます。

神さまとの交わりが途切れがちになり、神さまの愛を実感していないと、自分がなんだかちっぽけに見えてしまうかもしれません。そして、「自分なんてだめだ」というふうに、1タラントを土に埋めておいたしもべのように、せっかくの才能を使わないで、終わりの時を迎えてしまうかもしれません。

あなたには、様々な能力があります。能力だけでなく、人脈や、財産や、経験などの様々な資源があります。それを見出して、精一杯使いましょう。使い切りましょう。

小さい者への愛のたとえ

31-46節です。マザー・テレサは、コルカタの町で行き倒れ、まもなく死のうとしている人たちを、「私のイエスさまたち」と呼んで、一生懸命看病し、世話をし、亡くなると心を込めて弔いをしました。

幸せな世の終わりを迎えるための三つ目の準備は、私たちの周りの人たちに愛を実践することです。あなたの才能や資源を、ただあなたの欲望を満足させるためだけに用いるのではなく、他の人の幸せのために用いましょう。

そのとき、あなたの人生はますます充実します。また、あなたの周りに、あなたを助けたいという人たちが引き寄せられてきます。

愛を現すために、あなたにできることは何ですか?

まとめ

週末以上に終末を楽しみにしましょう。そして、すばらしい終末を迎えるための準備を、今日も怠りなく実践しましょう。

あなたは、ここからどんなチャレンジを受けていますか? この箇所を読んで、生活や態度をどのように変えるよう示されていますか? 何を決心しましたか? 抽象化しないで、具体的に表現しましょう。

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