甘い泉でいよう

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ヤコブの手紙3章2〜12節

(2011.1.30)

該当の聖句を読んでみて、分からない単語や言い回し、複数の意味に取れる表現、疑問に思ったことなどはありませんか?

この聖句は、この書全体の中で、どういう位置を占めていますか? 前後を読んだり、参考書を調べたりして、記者の論理の流れをつかみましょう。また、この書の書かれた歴史的、地理的背景も調べましょう。

この箇所は、私たちにどんな教訓やチャレンジを与えていますか?

イントロ

私たちは、クリスチャンとして、人として成長することが求められています(1:4)。それは、それによって神さまの栄光が現れる、すなわち、自分自身が幸せになり、周りの人を幸せにするためです。私たちは、自分の語る言葉に注目することによって、神さまの栄光を現すことができます。

1.言葉には力がある

大きな馬や船でも、小さなくつわやかじによってコントロールできます(3-4節)。小さな口から語られる言葉には、そのような大きな力があります。まずはそのことを心に刻みましょう。
言葉には力がある
人間の言葉には様々な機能があります。

コミュニケーションの手段

まずはコミュニケーション手段の一つ。言葉を使ってコミュニケートする動物は他にもありますが、ここまで繊細で高度な情報を言葉で伝えることができるのは人間だけです。

単に「えさがある」とか「敵が来たから危険だ」とかいう情報伝達だけでなく、自分の心情を豊かに表現したり、相手を励ましたり、相手の人生に大きな影響を与えたりすることができます。極端な話、言葉一つで人を生かすことも、殺すこともできるのです。

思考の道具

また、言葉は人間にとっては思考の道具でもあります。私たちが考える時、言葉を使って考えているのです。
内言
そこで、普段どんな言葉を語るかということは、私たちの思考に影響を与えます。否定的な言葉を使うと、考え方が否定的になっていきます。そうすると、感じ方や生き方までもが否定的なものになります。

逆に、積極的な言葉を使うようにすると、考え方が前向きになり、感じ方や生き方も前向きになっていきます。

私たちも、「だめだこりゃ」ではなく、「心配するな」「何とかなる」「大丈夫」を口癖にしたいですね。

奇跡の鍵

そして、信仰者にとっての言葉は、奇跡の鍵となります。

「まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ。』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります」(マルコ11:23)

イエスさまも、ことば一つで様々な奇跡を行なわれました。

私たちは、普段どんなことばを語っているでしょうか。もう一度見つめ直してみましょう。そして、必要ならば、積極的な言葉、神さまの恵みと愛を表すような言葉、相手に対する慰めと励ましに満ちた言葉、周りの人が成長できるような言葉を使うように努力してみましょう。

2.言葉のコントロールは難しい

人にはできないことが、神にはできる

ところが、ヤコブが語るように、言葉で失敗しないということは、それは非常に難しいことで、ほとんど不可能です(2,8節)。つい私たちは否定的な言葉や不信仰な言葉を使ってしまったり、周りの人を傷つけるようなことを言ってしまったりします。
言わなきゃ良かった……
しかし、聖書の原則は「人にはできないことが、神にはできる」(マルコ10:27)です。私たちには言葉のコントロールができなくても、神さまはそれをさせて下さいます。

モデルとなってくださる

まず、神さまは、私たちが言葉の使い方を学べるように、私たちのモデルとなってくださいます。神さまをモデルとするとき、私たちは良い言葉とは何なのかを知ることができます。

聖書には神さまのことばが満ちあふれています。それらのことばは、この天地万物を造り、支配し、また人を生かし、慰め、励まし、造り変えてきました。人は触れたものに似ていきます。聖書に親しみたいですね。

神のことばの体験

次に、私たち自身が、神さまのことばを体験することによって、私たちは言葉の使い方を学びます。

私たちが聖書や祈りを通して神さまのことばに触れる時、私たち自身が慰められ、励まされ、導きを得ます。

ヨハネ福音書は、イエスさまのことを神のことばと表現しています。イエスさまのご人格が、神さまのことばなのです。聖書を読み、祈りの中でイエスさまの愛に触れる時、それは神さまの愛の語りかけを聞いているということです。
イエスの愛
そうして私たちの内側が、イエスさまの愛によって、いつの間にか造り変えられてしまいます。そして、今まで語ることができなかったようなことばが、私たちの内側からわいてくるのです。

 この話をお読みください

日々、愛に満ちあふれた神さまのことばに触れ、神のことばであるイエスさまとの交わりを楽しみたいものですね。

3.言葉を賛美に変えよう

甘い水と苦い水

ヤコブは、賛美とのろいが同じ口から出るようなことがあってはならないと言いました(10節)。同じ泉が甘い水と苦い水を出すというようなことはないのに、人間の口の場合にはそういうことがあるのです。

賛美とのろいは同時には出ない

私たち人間の場合、同じ口から賛美とのろいが出ることはあります。しかし、賛美とのろいを「同時に」出すということはできません。

ということは、できるだけたくさんの時間を、神さまへの賛美や感謝に費やすならば、この口がのろいを語ることがそれだけ少なくなるということです。
賛美しよう

賛美や感謝と信仰

また、賛美や感謝は、私たちの信仰を引き出します。「素晴しい」「感謝します」と言いながら、愚痴をこぼすのはなかなか難しいです。

「神さま、感謝します!」 まずそう口に出してみましょう。理由はそれから考えればよいのです。

まとめ

あなたは先週、どんな言葉を使ってきましたか? そして、今週どんな言葉を使おうと思いましたか?

あなたは、ここからどんなチャレンジを受けていますか? この箇所を読んで、生活や態度をどのように変えるよう示されていますか? 何を決心しましたか? 抽象化しないで、具体的に表現しましょう。

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