患難への勝利

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ヨハネによる福音書16章33節

(2011.2.13)

該当の聖句を読んでみて、分からない単語や言い回し、複数の意味に取れる表現、疑問に思ったことなどはありませんか?

この聖句は、この書全体の中で、どういう位置を占めていますか? 前後を読んだり、参考書を調べたりして、記者の論理の流れをつかみましょう。また、この書の書かれた歴史的、地理的背景も調べましょう。

この箇所は、私たちにどんな教訓やチャレンジを与えていますか?

イントロ

私たちはこの地上では様々な患難(口語訳では悩み)を経験します。私たちの悩みの背後には恐れがあります。

1.他人への恐れ

私たちの味わう悩みの多くは、人間関係がからんでいます。

私たちは、他の人が自分をどう評価しているかを気にします。それは、それによって、人が自分のことをどう扱うかが変わると思っているからです。
他人の目
私たちが誰かに対してイライラしたり、腹を立てたり、嫌な思いを抱いたりするのは、多くの場合、その人から理不尽な扱いを受けた(あるいは受けるのではないか)と思うときではないでしょうか?

そして、他人への恐れの背後には、自分への恐れが隠れています。

2.自分への恐れ

私たちが他の人の評価を恐れるのは、実は自分で自分を叩いているからです。本当に自分に自信があれば、他の人が自分をどう評価するかは、あまり気にならなくなります。
自信がないのよね
逆に、自分自身のあるがままの姿を受け入れられず、それが明らかになるのを恐れるとき、他の人からプラス評価されることで、自信の種にしようとします。その結果、人の評価に一喜一憂したり、人が自分をどう扱ったかによって振り回されたりすることになります。

そして、自分への恐れの背後には、神さまへの恐れが隠れています。

3.神への恐れ

THE 患難

イエスさまは、「あなたがたは、世にあっては患難があります」とおっしゃいました。この患難(口語訳では悩み)というのは、単数形が使われているでしょうか、複数形が使われているでしょうか。この世で私たちが味わう悩みは一つではありませんから、普通は複数形が使われていると思いますね。

ところが、ここでは単数形が用いられています。ということは、ここでイエスさまがおっしゃっている患難(悩み)というのは、個々の問題や苦しみの背後にある、根本的な問題のことを指しているということです。

その根本問題について、聖書は一貫してこう教えています。「神さまとの関係が切れている」ということです。
関係断絶
神さまは全知全能です。どんな問題よりも強く、賢いお方です。もしも、その方との関係がしっかりしていれば、私たちは恐れる必要がありません。何があっても大丈夫、と安心していられます。

しかし、神さまが私たちを愛していないとすれば、むしろ私たちのことを嫌い、憎んでおられるとすれば、私たちは安心していられません。

私たちと神さまの間に溝を作り、その仲を隔てるのは罪です。罪とは、神さまを神として扱わないことです。自分が人生の中心に位置して、要するに「人生の主人である神なんぞいらない。私は、自分の好きなことを、好きなときに、好きなようにやりたい。神は、必要なときに呼ぶから、そのときに私の言うとおりに行動せよ。それ以外は黙ってろ」という態度で生きることです。

それは神さまに対する大変な失礼ですから、当然神さまとの関係は悪くなります。

我らの敵

私たちを罪へと誘い、神さまとの関係が悪くなるように仕向ける敵がいます。それはこの世です。イエスさまは、「あなた方は、世にあっては患難があります」「わたしはすでに世に勝ったのです」とおっしゃり、この世が敵であることを示しておられます。

この世は、様々な誘惑によって、私たちの心を神さまから引き離そうとします。聖書はそれを警告しています(マタイ18:7、ルカ8:14、ローマ12:2、ヤコブ4:4、第1ヨハネ2:15など)。
この世の誘惑
そして、この世の誘惑を利用しているのが、この世の陰の支配者である悪魔(サタン)です。サタンとは、まさに「敵」という意味の名前です。

キリストの勝利

しかし、イエスさまは、すでに世に勝ったと宣言なさいました。世に勝ったということは、その背後にあるサタンにも勝利なさったということです。

イエスさまは、十字架にかかって死ぬことにより、私たちに対する罪の罰を身代わりに受けてくださいました。ですから、もはや私たちが罪の故に神さまから呪われ、裁かれることはありません。私たちは許され、それどころか神さまの子どもとされました。私たちは神さまに愛されるものとなったのです。

ですから、私たちは何も恐れる必要がなくなりました。全知全能の神さまが味方についてくださったのですから。

もしも、神さまに愛されている確信が無く、その結果、あるがままの自分に対する自信を失ったり、他の人の一挙手一投足に振り回されたりするとしたら、罪の赦しを受け取りましょう。

あなたの生活の中に、神さまに逆らう思いや行動がありませんか? それらはサタンが好む食べ物です。ゴキブリやネズミを駆除したければ、それらが好む残飯などを台所から取り除かなければなりません。神さまに逆らう思いや行動を見つけたら、それを捨て去りましょう。そして、赦され、愛されていることを確認しましょう。
悪魔への勝利
さらに、罪を捨て去った心の中を、聖霊さまに満たしていただきましょう。聖霊さまによって、私たちの心が支配され、造り変えられ、聖められるように求めて祈るのです。

まとめ

悩みの背後にある恐れの正体を知り、イエスさまに対処していただきましょう。

あなたは、ここからどんなチャレンジを受けていますか? この箇所を読んで、生活や態度をどのように変えるよう示されていますか? 何を決心しましたか? 抽象化しないで、具体的に表現しましょう。

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