掃除された家

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ルカによる福音書11章14〜26節

(2011.10.9)

該当の聖句を読んでみて、分からない単語や言い回し、複数の意味に取れる表現、疑問に思ったことなどはありませんか?

この聖句は、この書全体の中で、どういう位置を占めていますか? 前後を読んだり、参考書を調べたりして、記者の論理の流れをつかみましょう。また、この書の書かれた歴史的、地理的背景も調べましょう。

この箇所は、私たちにどんな教訓やチャレンジを与えていますか?

イントロ

悪霊の追い出しを行なったイエス・キリストのことを非難する人がいました。イエスさまは、こういう場合、単に弁明するだけでなく、さらに深い真理を周りの人々に教えようとなさいます。ここでは何を教えてくださったのでしょうか。

1.イエスには力がある

悪霊の存在

昔「エクソシスト」という映画がはやりましたが、これは実在の話を元に作られたと聞いたことがあります。悪霊は目には見えませんが、現実に存在します。

悪霊の起源について、聖書ははっきりと記してはいません。しかし、断片的な記述を統合すると、次のようなことだと思われます。

「暁の子」「明けの明星」(イザヤ14:12)と呼ばれる天使の頭がいましたが、あまりにもすばらしい存在だったため、傲慢になって、神さまに取って代わろうとしました。これが今のサタン(悪魔)です。このとき、全天使の三分の一がサタンに従って神に反逆しましたが(黙示録12:4)、これが今の悪霊です。

悪霊の影響

サタンや悪霊は神さまを憎んでいますが、神さまを直接攻撃するだけの力はありません。そこで、神さまが愛してやまない人間を罪に誘い、神さまから引き離して不幸にすることで、間接的に神さまを痛めつけようとしています。

悪霊は様々な形で働いています。目的は人間を神さまから引き離すことで、その目的のためであればどんな手段でも用いようとします。映画「エクソシスト」のように、直接「悪霊つき」の状態にする場合もあるし、病気や事故などで苦しめる場合もあるし、逆に一見幸福に見えるような状況に置くことで、神さまへの依存心を薄めようとする場合もあります。

何でもかんでも悪霊のせいにするのは間違いですが、悪霊の存在を無視することも誤りです。

悪霊の追い出し

イエス・キリストは、その強力な権威を用いて悪霊を追い出されました。そればかりか、病をいやし、自然界をコントロールし、死人をよみがえらせたこともあります。イエス・キリストには、ものすごい力があるのです。21-22節のたとえで、「強い人」とは悪霊、「自分の家」とは悪霊に捕らわれている人、「もっと強い者」とはイエスさまのことです。
イエスは強い
否定的な気分に陥ったり、神さまに対する愛の心がゆがんでしまったりしたときは、間違いなく背後で悪霊が働いています。あなたを神さまから引き離そうとする悪の霊の存在を認め、その働きを警戒し、その働きに気がついたら、これに立ち向かいましょう。

イエスさまは弟子たちに悪霊にうち勝つ権威を分け与えました。私たちにもその権威は与えられています。「イエスの名によって、悪霊よ出て行け」と命じましょう。

2.追い出しよりも大切なこと

掃除された家のたとえ

24-26節のたとえ話は、悪霊を追い出すことも大切だけれど、もっと大切なのは、悪霊が入ってこられないように、神の聖霊によって私たちの心を満たしていただくことだということを教えています。
満たしていただこう

否定的信仰から肯定的信仰へ

日本でのキリスト教のイメージは、「あれをしてはいけない」「これをしてはいけない」という「禁止の宗教」のようです。もちろん、私たちは罪を離れ、きよい生き方を目指すべきです。しかし、聖書の言うきよさとは、「罪を犯さないこと」以上のものです。 この例話をお読み下さい

罪について無関心であることは悪魔の思うつぼですが、逆に関心を持ちすぎて、神さまへの感謝や他の人への関心を失うとすれば、それもまた、悪魔の思うつぼです。あなたの罪は赦されています。「罪を犯さない生き方」よりも、「神さまが喜ばれる生き方」を目指しましょう。

聖霊による満たし

イエスさまは、私たちが神の霊に満たされて生きることを願っておられます。悪霊がどんなに否定的・破壊的な考えを吹き込もうとしても、あなたの内におられる聖霊によって、あなたは喜び・感動・力に満ちあふれ、神への信仰をさらに増し加えることができます。

3.満たしを求めよう

約束

聖霊の満たしに関する聖書の約束を見てみましょう。
(1) 飢え渇くこと
「義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです」(マタイ5:6)

まず、自分の力だけではクリスチャンとして生きていくことができないことを知り、聖霊の助けがなければならないことを知ることです。神さまは押し売りではありません。
(2) 求めること
「わたしは、あなたがたに言います。求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであっても、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。卵を下さいと言うのに、だれが、さそりを与えるでしょう。してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう」(ルカ11:9-13)

すなわち、神さまに祈り求めることです。
(3) 信じること
「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。私たちの願う事を神が聞いてくださると知れば、神に願ったその事は、すでにかなえられたと知るのです」 (第1ヨハネ5:14-15)

あなたが聖霊に満たされることを神さまは願っていらっしゃいます。ですから、あなたが真実に「聖霊に満たしてください」と祈ることは、神さまのみこころにかなっています。ですから、神さまは必ずその祈りを聞いてくださいます。それを信じましょう。
満たされよう

満たされ続けよう

あなたはかつて聖霊の満たしを体験したことがあるでしょうか。もしそうであっても、それは一度限りの体験であってはなりません。一瞬たりとも空気が不必要ではないように、聖霊にいつも満たされていかなければなりません。満たしを失っていたと感じていてもいなくても、折に触れて神さまの約束を思い起こし、満たしを祈りましょう。

信仰によって

時には、真剣に祈っても、聖霊の臨在を実感できないことがあるかもしれません。ここで大切なのは、聖書の約束を信じるのか、あなたの実感を信じるのかということです。

罪が赦されている感じがしなくても、キリストの十字架によってすべての罪が赦されていると信じたように、聖霊の満たしも信仰によって受け入れましょう。そのとき、体験があとからついてきます。

まとめ

悪魔や悪霊は確かに存在し、あなたを神さまから引き離そうとします。しかし、イエスさまは、聖霊さまによってあなたを解放なさいます。

あなたは、ここからどんなチャレンジを受けていますか? この箇所を読んで、生活や態度をどのように変えるよう示されていますか? 何を決心しましたか? 抽象化しないで、具体的に表現しましょう。


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