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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

新しく生まれたのだから

(2025年9月21日)

以前別の教会にお邪魔したとき、集会で証し(信仰の体験談)をしてくださったAさんは、とても消極的な性格だったとおっしゃいました。積極的に人と交流したり、新しいことにチャレンジしたりすることができなかったのだそうです。

そんなある日、小さかった時のことを振り返って、それが生き延びていくための知恵だったのだということにAさんは気づかれました。当時のお母さんは大変なストレスの中で精神的余裕を失っていて、何かにつけてAさんのことを叱り、暴力を振るいました。そこで、まだ幼かったAさんは、できるだけお母さんを刺激しないように振る舞う必要がありました。それが癖になって、消極的な性格になってしまったのだと気づかされたのです。

しかし、時がたち、お母さんは以前のような理不尽な怒り方をしなくなりました。また、Aさんは今はもう大人ですから、仮にお母さんが理不尽な怒り方をしたり、暴力をふるおうとしたりしても、それに充分対抗できるだけの体力や知恵を身につけています。ですから、もう目立たないようにする必要はありません。

それでも子どもの頃の生き方がすっかり身についてしまっているAさんは、どんなにもっと積極的に生きようと意識して努力しても、どうしても消極的な生き方から抜け出すことができません。

もう自分は変われないんだろうなとあきらめかけたとき、聖書の言葉が目に飛び込んできました。

(第1ペテロ1:3)私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせ、生ける望みを持たせてくださいました。

Aさんは考えました。イエスさまによって、私は新しく生まれたと聖書が約束している。だったら、古い生き方に縛られていた私はもうこの世にいない。ここにいるのはまったく新しい私だ。たとえ私自身の力で新しい生き方を始めることができなくても、私を新しく生まれさせてくださったイエスさまなら、私に新しい生き方をさせてくださるはずだ。

そして祈りました。「どうぞ神さま、私を新しい生き方へと導いてください。目立たないことを目的にした生き方から解放して、もっと積極的に生きられるように変えてください。私は新しく生まれたのだから、必ずそうできるとと信じます。それがあなたの約束だと信じます」。

すると、少しずつ、少しずつ、イエスさまはAさんの過去の心の痛みをいやし、それと共に積極的に人と交わったり、行動したりできる力を与えてくださいました。

私たちも聖書に示されている神さまの約束を見つけ出し、それを何度も自分に向かって語りかけ、また約束に基づいて神さまに祈りましょう。

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