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ショートエッセイ:中通りコミュニティ・チャーチ

嵐の中の賛美

(2026年9月13日)

1735年、イギリス国教会の司祭だったジョン・ウェスレーは、宣教師としてアメリカ大陸に渡りました。その船が、激しい嵐に巻き込まれてしまいます。大波が船を襲い、帆は引き裂かれ、甲板には海水が流れ込みました。

乗客たちは「船が沈むのではないか」と恐怖に包まれ、悲鳴を上げました。 ところが、その中で静かに讃美歌を歌い続けている人たちがいました。同じ船に乗っていたモラヴィア兄弟団と呼ばれるクリスチャンたちです。

嵐が過ぎた後、ウェスレーはその一人に尋ねました。 「怖くなかったのですか」 すると、その人は「神に感謝します。怖くありませんでした」。この経験はウェスレーの心に強い印象を与えます。

アメリカでの伝道活動は、思ったような成果を上げませんでした。失意のうちにロンドンに戻ったウェスレーは、モラヴィア兄弟団の集会に参加します。そして、そこで聞いた言葉によって、第二の回心とも呼べる体験をしました。

こうして、聖霊なる神さまによって救いの確信を得たウェスレーは、あの嵐の中で賛美した兄弟たちのように、魂に深い平安を得たのです。

イエス・キリストは、「わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます」(ヨハネ14:27)と約束なさいました。イエスさまが与えてくださる平安とは、嵐そのものがなくなることではありません。嵐のただ中でも、「私は神さまの御手の中にいる」と信頼するところから生まれる平安です。その平安は、あなたにも与えられます。

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